家電口論

2016年4月23日

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多賀一晃 (たが・かずあき)

生活家電.com主宰

スマート家電グランプリ審査員。主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。また米・食味鑑定士の資格を有する。水、米、パン、珈琲、お茶の味に厳しい。

 1月から随時発表されてきた電力自由化に伴う新電気料金メニュー。「自分にあったメニューがあって良かった」という人や、「大山鳴動して鼠一匹か」と感じられていられる人、いろいろとあるのではないでしょうか? 今回の家電口論は2回にわたり、「ユーザー目線」、そして「企業目線」の2つの視点で電力自由化を斬りたいと思います。今回は、ユーザー目線。何が一番いいプランなのかを探ります。

ユーザーの選択傾向

 3月になり、ユーザーがどの様な対応をしているのかの調査結果が出されるようになりました。例えば、「価格.com」が調査、3月17日に発表したデータを引用いたしますと、3月までに申し込んだのは、7.5%。「現在契約している大手電力会社のプラン」がトップで、31.4%、「ガス会社」23.1%、「携帯電話会社」11.6%。

 意外なのは、携帯電話会社。CMも行い、かなり力を入れているはずですが大きく水をあけられています。なぜでしょう。ユーザーの決め手となった理由を確認してみます。「電気が単体で安くなる」ことで、52.3%。ちなみに興味のある料金プランも「電気が単体で安くなる」で、61%。次が「契約解除料のないプラン」で、38.2%。

 1月に電力自由化参加を表明し、東京電力とがっちりスクラムを組んでいるソフトバンクは、電力料金は『バリュープラン』こそ独自ですが、他の『スタンダードプラン』、『バリュープラン』は基本、東京電力エナジーパートナー(東京電力は業務内容により分社化。電力料金は東京電力エナジーパートナーが行う。以下、東電EP)のプランに特典を加えたセットになっています。契約、契約期間の縛り、解約条件の縛りがついています。皆さん、携帯電話会社の契約でいろいろな経験をされたことが察せられます。このためですかね。より明確でシンプルなプランが好まれているようです。

一世帯当たりの使用電気量は?

 知っている人は知っていることですが、新電力プランの中には、現在の契約も含まれているということです。今回、契約を見直さない、何もしないというのは「あり」なのです。

 総務省のデータでは、2015年の月平均電気代は 9336円。(世帯構成人数:2.38人)また、2013年の月平均電気使用量は441.2kWh、2014年で月平均電気使用量は421.6kWhです。今後、単身世帯が増えることを考えますと、250〜500kWhで安くなると、多くの人から支持されるプランになります。金額にしますと、約6500〜1万4500円/月(従量電灯B、40A契約で算出)。この範囲で検証します。

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