赤坂英一の野球丸

2016年4月27日

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 さて、そんな原監督の一方で、最近のプロ野球の監督たちはと見ると、どうも一様に口が重い。とくにセ・リーグにそうした傾向が強く、原監督がインタビューしていた巨人・高橋監督など、肝心の質問になるほど「とくにありません」「ぼくにはわからないです」とはぐらかしてしまう。ヤクルト・真中満、阪神・金本知憲両監督あたりは積極的に発言しているものの、原監督のようにコメントが大きく報じられることはまだまだ少ない。

口が重いプロ野球監督

 そうした意味でめっきり報道量が減ったのは、監督が中畑清からアレックス・ラミレスに代わったDeNAだ。現役時代のパフォーマンスをほぼ完全に封印し、ジョークを口にするのは囲み取材で気持ちに余裕があるときぐらい。勝っても負けても律儀に生真面目に取材に応じている姿勢はいいけれど、たまには空元気でも話題作りでもいいから、ドーンと何かぶち上げては? と言いたくなる。

 昔話で恐縮ながら、1990年代後半までのプロ野球は暴言、放言、舌禍事件など日常茶飯事だった。野村克也、星野仙一、いまは亡き仰木彬、大沢啓二の各氏と、論客や御意見番がそろっていた。プロ野球監督のコメント力が、大学陸上部監督の発する言葉の力に劣っているようではいささか寂しい。

  
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