健康

2016年4月28日

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--東洋医学と太極拳の繋がりは、そういうところなのですか?

 そうですね。東洋医学では、身体の緊張をとり気血をよくする治療として、鍼灸や按摩などを用いますが、太極拳も技を行う時に、身体の力を抜いて全身に気血を行き渡らせるというのが基本なので、同じ効果があります。

 例えば、太極拳の基本の構えにあたる「起勢(きせい・チーシー)」は、ここで言う丹田に気をまとめる動きになります。

 起勢は息を吸いながら両手を肩の高さまで上げ、息を吐きながら腰の力を抜いて股関節の横まで下げる。このとき、吸った息が丹田に溜まるように意識して行います。

太極拳の起勢の形。お腹に息を溜めるほど深く呼吸するのがコツ     拡大画像表示


――まとめた気血は、どうやって身体の隅々まで送るのでしょうか?

 腰と股関節の力を抜き、腰を沈めた状態で体重移動と腰を左右に回して気血を巡らせます。

 これは太極拳の技「雲手(うんしゅ・ユンショウ)」という技で、ポイントは骨盤を立てて腰をしっかり横を向くまで回すことです。

雲手で気血を全身に行き巡らせる。股関節の力を抜くことで、股関節の稼動域を広げる効果も期待できる                           拡大画像表示

 収勢と雲手は、8回ほど行うのが目安です。長時間やる必要はありません。コーヒーブレイクや、ちょっと席を立った時など、合間に行うだけで大丈夫です。ただし継続して行わないと、効果は表れません。

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