健康

2016年4月28日

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――継続することが、健康な身体を作り、保つ道だと分かりました。最初に教えていただいた足上げから太極拳の技まで、何か注意点はありますか。

 「ゆっくり呼吸してゆっくり動く」ことです

――具体的にどのような作用があるのでしょう?

 ゆっくりとした動きは、呼吸がゆっくりとしていないとできません。呼吸は心の表れなので、ゆっくりと呼吸している時は、心が鎮まっている状態にあります。つまり、ゆっくりとした動きには心を鎮める効果があります。普段、この呼吸を練習するだけでも、心身はずいぶん違うでしょう。

 このような心を鎮める手段を持っていると、何かで慌てても、冷静さを取り戻して物事に対応できます。またゆっくりとした呼吸は、不安でいっぱいな時に気持ちを楽にする効果もあります。エコノミークラス症候群の予防だけでなく、メンタル面を強くする訓練にもなります。ただ身体を丈夫にするだけでなく、同時にメンタル面にもアプローチするというのも東洋医学の考えです。

――現在、熊本地震の影響で、6万人の方が避難され、多くの人が避難所や車中泊をしていますが、他に何かアドバイスはございますか?

 被災されていた方たちは本当に辛い思いをしているので、安全な場所にいる私から励ましの言葉をいうのはおこがましいのですが……。

 ある避難所では、エコノミークラス症候群の予防のために、みんなでラジオ体操をしていると聞きました。このようにみんなで一緒に運動することは、一体感が得られ、自分ひとりだけではないと結束力と団結力が生まれます。今回ご紹介した運動も、集団で行うことで周囲の人の気を感じ、気血のめぐりもよりいっそう良くなり、さらにお互いの状態に気づくことができるでしょう。できれば、1人より大勢でやって欲しいですね。

 そうして得た結束力・団結力で、これまで培ったそれぞれの力や能力を持ち寄って、この現状を乗り越えていけるよう頑張ってください。

――ありがとうございました。

  
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