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2016年4月26日

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米ノースカロライナ州で25日、出生証明書と同じ性別の公衆トイレを使うよう求める州法「HB2」の賛成派と反対派の両方が州都ローリーで大規模なデモを行った。

同法をめぐっては、性的少数者(LGBT)に対して差別的だとの批判が集まっている。

HB2の可決後初めて召集された議会の建物前で賛成、反対双方のデモ集会がそれぞれ開かれ、反対デモの参加者のうち50人以上が建物内に入り座り込みをしようとして逮捕された。

HB2は、すでに存在する同州の差別撤廃法を無効化するもので、バンク・オブ・アメリカやアップルなど大手企業が相次いで批判していた。

ペイパルやドイツ銀行などの企業はノースカロライナ州内の事業を縮小する考えを示している。

HB2を支持するダグ・ウッズさん(82)はAP通信に対して、「この法律を成立させるために大きな勇気が必要だった。断固とした姿勢を示すべきだ」と語った。

共和党が多数派の州議会では、HB2の撤廃への反対意見が多いが、民主党議員らは同法の撤廃を提案している。

民主党のグリアー・マーティン議員は、同法の撤廃について、「HB2によって州経済が被ったとてつもない打撃は、ペンの一筆で取り消すことはできない」とした上で、「しかし、被害の拡大を止めることはでき、ノースカロライナ州を進歩、前進の道に戻すことができる」と述べた。

議会は25日夕に短い審議を行ったが直ぐに解散。同法の反対派は反発を強め、デモ参加者の一部が建物の閉鎖に応じず座り込みをしようとしたため逮捕された。

HB2への反発を受け、同州のパット・マクローリー知事は同法の一部を修正したが、公衆トイレに関する部分は変更されないと述べた。

25日には、ポップ歌手のデミ・ロバートさんとニック・ジョナスさんがHB2への抗議で州内で予定されていた公演を中止すると発表。抗議のため公演キャンセルをすでに表明していたロック歌手のブルース・スプリングスティーンさんやロックバンドのパール・ジャムに続いた。

HB2に賛成する人々は、トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)が男女トイレのどちらを使うか選択するのを許せば、法を悪用する男性がトランスジェンダーのふりをして女性トイレに入るかもしれず、女性や子どもが性的暴行に遭う可能性があると主張している。

(英語記事 North Carolina LGBT law fuels demonstrations for and against)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36136652

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