使えない上司・使えない部下

2016年5月12日

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 上司はなぜ、部下を上手く動かすことができなかったのかーー。

 もともと、上司は小さな塾をひとりで経営されていたのです。ところが、生徒が減り、経営難に。それで、大手の学習塾の傘下に入ったのです。大手塾は当時、全国展開をして急速に業績を拡大している頃でした。上司は「小さな塾の経営者」だったのですが、「中間管理職」になったわけです。人の使い方をあまりわかっていなかったのでしょうかね。

命令するだけでは部下は従わない

井上氏

 私には、じっと耐えてまで勤務する職場には思えませんでした。辞めます、と伝えたとき、泣きそうな表情になったのです。私のことを思い、悲しくなっている感じではなかった。自分の今後のことを想像し、大変なことになるとうろたえているみたいでした。

 その後、大手の塾がこの地域から撤退しました。上司はまた、小さな塾をひとりで経営する身になったようです。生徒の数が伸びないから、苦労をしているみたいでした。

 部下の立場からすると、「使えない上司」には何が欠けていたのかーー。

 「生徒の数を増やせ!」と命令するだけでは、管理職とはいわないでしょう。いかに部下を働かせるか、と考えないといけないと思います。納得感を高めるようにしたり、やる気を引き出すような言葉をかけたり、と。本部からの厳しいノルマ達成を求められ、苦労をされたのでしょうが、私には理解ができないことが多かった。

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