BBC News

2016年5月9日

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機内で隣に座った人が、なにかしきりに数式を書いていたので……。米国内便の出発がこのせいで2時間遅れる事態になっていたことが明らかになった。米ペンシルベニア大学の経済学者、グイド・メンジオ准教授は5日、カナダ・オンタリオで講義をするためにペンシルベニア州フィラデルフィア発ニューヨーク州シラキュース行きのアメリカン航空系エア・ウィスコンシン機に搭乗した。

イタリア出身のメンジオ氏が微分方程式を解いていたところ、隣に座った女性が気分が悪いと客室乗務員を呼びメモを手渡したという。すると捜査員のような男たちが名乗らずやってきて、メンジオ氏を機内から降ろし、事情聴取した。メンジオ氏が数式を見せて説明した後、飛行機は予定より2時間遅れで出発した。

メンジオ氏は米紙ワシントンポストに対して、機長は恥ずかしそうにしていたと話した。

さらにメンジオ氏はフェイスブックで、「信じられない」経験で「少し笑えると同時に、少し気がかりだ」と書いた。

「(隣の)女の人はただ僕を見て、謎めいた数式を書いているのを見て、これはあやしいと結論を下した。そのせいでフライトが遅れたんだ」

メンジオ氏はAP通信に、出発を遅らせる前に乗務員たちはさらに事実関係を確認するべきだったと話した。

「なにか様子があやしいというだけで、追加情報も得ようとしないのは、問題につながる。特に人種差別的なふるまいが増えているかもしれないだけに」

アメリカン航空は、乗務員たちは体調不良を訴える乗客に規則通りに対応し、乗客の言う内容を調査し、事実ではないと確認したのだと説明した。

女性は後続のフライトに変更したという。

(英語記事 Flight delayed after passenger becomes suspicious of equation)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36244840

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