書籍詳細

野口冨士男随筆集 作家の手
野口冨士男著 武藤康史 編

戦前より同人誌に習作を発表していた野口冨士男は、仕事盛りの十数年を費やして徳田秋聲の研究に沈潜する。秋聲伝は高い評価を得たが、小説家としての真価が認められたのは半世紀近く後のことだった。本書は野口冨士男の随筆家としての文業を、伊藤整、岡本かの子、川端康成、小林秀雄ら記憶に残る文学者たちのスケッチを中心に、初期の単行本未収録の劇評から晩年の随筆に至るまで精選したオリジナル随筆集。

<書籍データ>
◇文庫、284頁 
◇定価:本体743円+税
◇2009年12月21日発行

<著者プロフィール>
野口冨士男(のぐち・ふじお)
小説家。本名は平井冨士男。1911(明治44)年、東京生れ。慶應義塾大学文学部予科中退、文化学院文学部卒。65年『徳田秋聲伝』で毎日芸術賞、75年『わが荷風』で読売文学賞、80年「なぎの葉考」で川端康成文学賞、86年『感触的昭和文壇史』で菊池寛賞を受賞する。87年、芸術院会員。84年から日本文藝家協会理事長を務めた。著書に『私のなかの東京』(岩波現代文庫)、『わが荷風』『しあわせ・かくてありけり』『なぎの葉考・少女』(各講談社文芸文庫)『野口冨士男自選小説全集』(上下、河出書房新社) 他多数。

武藤康史(むとう・やすし)
評論家。1958(昭和33)年、東京生れ。慶應義塾大学文学部国文科卒業。『吉田健一集成』(新潮社)、『金井美恵子全短篇』(日本文芸社)他の年譜・書誌を作成。編書に『明解物語』(三省堂)、里見弴『秋日和・彼岸花』(夏目書房)、『林芙美子随筆集』(岩波文庫) 、著書に『国語辞典の名語釈』(ちくま学芸文庫)、『旧制中学入試問題集』(ちくま文庫) 、『文学鶴亀』(国書刊行会)他。
 

野口冨士男随筆集 作家の手

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