2024年4月26日(金)

コンサル視点で婚活を斬る

2016年5月27日

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 さてそのステキな女性陣、入社から7-8年たってアラサーを迎えるころ、同期の男性たちも社内で一線の戦力となって、なかなか立派に成長してくる。ビジネスパーソンとしての経験値では逆転されていることも多く、会話をしていても楽しい。でも、彼らの左手薬指にはとっくに指輪が光っているのである。

 「あれ? なんなの、いい感じの男性はみんな結婚してるじゃない??」。いやいや、いい感じの男性の原石は、身の周りにたくさんいたのですよ。あなたたちがモテて浮かれてる間に、無自覚にもスルーしてしまっただけで。

独身で年を重ねてしまう不器用なワセ女

 この現象は、高偏差値の大学卒業生でも起きる。たとえば私立最上位校である早・慶・上智あたりでは、大学時代に男女比のバランスが崩れていると女性はモテるので、一人の相手に決めずにスルーしやすい。

 (以下、完全に個人的経験にもとづく独断)それでも、世慣れた女性の多い慶応と上智はなんとか早めに挽回して結婚まで持ちこむことが多いのだが、生真面目でちょっと不器用なワセジョはそのまま年を重ねてしまうケースが多いように見える。自分ひとりで生きていけそうな職業につくことも多いので、結婚に真剣味がないのも理由である。

 これが東大女子だと、どんなに学生時代にモテたとしても、卒業した瞬間に周囲の男性からは敬遠される存在になってしまうことがかなりクリアに予測できるため、学生時代にお付き合いしていた男性をがっちり離さずゴールインというケースが多い。ワセジョは、「卒業したって、別に慶応や東大の男性でいいし、東工大や一橋とかたくさんいるじゃん」と思ってしまう。でも、その彼らがワセジョを指名買いする必然性はどこにもないのである。

 同様の傾向は、女医や弁護士、外資のセグメントでも多く観察される。女医さんは研修医時代までに決めきらないと、その後の成功確率が一気に下がるのである。


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