ウェッジ新刊インタビュー

2016年6月1日

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白川修一郎

睡眠評価研究機構代表、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所客員研究員。医学博士。東京都神経科学総合研究所客員研究員。睡眠研究のパイオニアとして知られ、JR東海など企業の睡眠教育にかかわるほか、各メディアで睡眠科学に基づく正しい睡眠の方法を解説している。主な著書に『脳も体もガラリと変わる!「睡眠力」を上げる方法』(永岡書房)、監修書に『応用講座 睡眠改善学』(ゆまに書房)などがある。

快眠をさまたげるNGリスト!

 寝つきや睡眠を邪魔しないように工夫することも大切です。うっかり寝酒をしたり、ベッドの中でスマホを見たり。実はそうした行動が、睡眠の質を下げていることもあるのです。

▽寝酒のウソ・ホント
 寝酒を睡眠薬の代わりにする人もいますが、微量のアルコールの摂取は脳を興奮させ寝つきを妨害します。

過度な酒やタバコは快眠を妨げます。

 多量のアルコールを飲んですぐに寝ついてしまうと、深睡眠とレム睡眠が減少して中途覚醒が増加し、睡眠の質が悪化します。トイレにも起きてしまうし、トイレの後はアルコールの血中濃度が興奮レベルまで下がっていることも多く、寝つけないことになるのです。

 さらに、多量のアルコールを飲むと睡眠中に交感神経が休息しません。血圧や心拍数も下がらないのです。就寝3時間前からは飲酒しないことが望ましいでしょう。

▽ベッドでスマホ
寝つきに大きく影響する交感神経の活動は、習慣的な就寝時刻のほぼ30分前から休息モードに入り始めます。眠りを誘いやすくなるホルモンのメラトニンも、習慣的な就寝時刻の1~2時間前から分泌が始まります。

 150ルクス以上の光が当たっているとメラトニンの分泌が抑制されてしまうのですが、スマホが発するブルーライトは、さらに強く分泌を抑制するので、寝る前のスマホいじりはできるだけ避けたほうがいいでしょう。

▽その日の反省は、夜しない
仕事で失敗をしてしまったとき、悩んでしまう気持ちはわかります。しかし、夜になったら反省してはいけない。きっとクヨクヨして、眠れなくなってしまいます。その場で何もできないし、夜は気持ちが弱くなりがちなのです。前日の振り返りは朝に行い、建設的なリカバリ方法を考えましょう。

 このほか、寝室環境の設定や、お風呂に入るタイミング、寝具の選び方など、快眠のコツはたくさんあります。自分の生活に合った睡眠方法で、ビジネスライフを快適に過ごし、仕事の質を上げていきましょう。

 

  
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