使えない上司・使えない部下

2016年6月8日

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幸福を探す奴が、幸福になるわけがない

 部下からすると、「使えない上司」はたくさんいるだろうね。その1つが、自分の身を守ることしか考えていない「自己保身」の塊。うちの会社にも、そんな管理職はいます。部下から、まるで信用されていない。そんなことをしていては、保身にはならないのに……。

 その甘い考えを、こちらは見抜いていると本人にわからせておくことは大切だね。会議などで、私が「ほら、また、出た。保身だ……!」とは言ってやります。

 テンポスバスターズに、「テンポス精神十七カ条」があります。経営の大切な方針をまとめたものです。第四条に、フリーエージェント制がある。

 店長と相性が悪くて嫌ならば、ほかの店へ移っていい。そこでも、嫌ならまた移ればいい。何度でも変わってみろ、というものです。店を転々とすると、そのうちに気づくはず。理想的な上司や職場などないことに。自分で切り開いたところにしか、やりがいはないのです。

 店長は、使いにくい部下を他の店に放り出していいことにしてあります。納得のいくまで何回でも、部下を入れ替えてみろ、と言っています。そのうちに気づくはずです。理想の部下などいないことに。

 フリーエージェント制を使い、ほかの店に行った人は、幸福にはなりません。なるわけないよ。前の店のとき、店長に問題があったわけじゃないのだから……。その人のマインド、意識の問題だよ。

 幸福を探す奴が、幸福になるわけがない。幸福は目の前や、今、自分がいる周囲にあるのです。何かを獲得したら、幸福になるなんてありえない。今の職場や家庭で、感じることができない奴が新たなところで感じることができるのですか?

 もちろん、たまらなく嫌な上司はいるし、とんでもない職場はありますよ。我慢ができないならば、辞めればいい。20~30代で転職を繰り返し、40代になると、安住の地などないことがわかるはず。納得するまで、転職を繰り返せばいい。気がつくまで…。わからないときは、周りがいくら言ったってわからないからね。

 私の知人で、4回結婚した男がいる。女房の出来がだんだんと悪くなる、と言っていたな……(苦笑)。

  
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