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2016年6月9日

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今秋の大統領選に向けた民主党候補の指名争いをめぐり、ヒラリー・クリントン前国務長官が指名獲得に必要な代議員を確保したことを受け、対立候補のバーニー・サンダース上院議員(バーモント州選出)に撤退するよう求める圧力が高まっている。

7日に開かれた6州での予備選では、大票田のカリフォルニア州を含む4州でクリントン氏が勝利。来月ペンシルベニア州フィラデルフィアで予定される党大会で、党の候補に指名されるのが確実な情勢となった。

サンダース氏の指名獲得の道は閉ざされた格好だが、選挙運動を続ける考えを表明している。サンダース氏は9日にオバマ大統領とホワイトハウスで会談する予定となっている。

民主党幹部らは、共和党候補となる見通しの実業家ドナルド・トランプ氏に対抗するため、サンダース氏にクリントン氏支持に回るよう促している。

トランプ氏は、出馬当初は「泡まつ候補」とみられていたものの、各州予備選で躍進し、党候補になることがほぼ確定した。

9日のオバマ大統領とサンダース氏の会談は、サンダース氏が要請した。コロンビア特別区で14日に予備選が行われるのに伴い、9日には支持者集会もワシントンで開く。

サンダース氏はこれまでに22州の予備選・党員集会で勝利している。同氏の選挙運動は多くの人を驚かせるほどの勢いで、党の議論の方向に影響を及ぼしたほか、多くの若い有権者の支持を集めた。しかし獲得代議員の数で、クリントン氏のリードに迫ることはできなかった。

サンダース陣営は8日に文書で、「闘いは続く。ワシントンの予備選で1票でも多く獲得するため戦う。そしてフィラデルフィアの民主党大会に我々の政治革命を持ち込む」と表明した。

カリフォルニア州の予備選で開票が続く最中にサンダース氏は、「計算はかなり得意だから、今我々が直面しているのがとても、とても厳しい戦いだというのは分かっている。だが、1票でも多く、代議員を1人でも多く獲得するために戦い続ける」と語った。

カリフォルニア州の予備選を前にサンダース氏は、特別代議員に支持を促し翻意を求めると語っていた。特別代議員は党大会まで投票先を明らかにする必要はない。

しかし、多くの識者はサンダース氏の計画に疑問を呈した。

ジョー・バイデン副大統領は、いつ撤退するかはサンダース氏が決めることだと語った。「彼に決めさせようじゃないか。時間をあげよう」。

また、ビル・ネルソン上院議員(フロリダ州選出)はサンダース氏が「身を引く」べきだと述べたほか、ボブ・ケイシー上院議員(ペンシルベニア州選出)は党が一致団結すべきだと語った。

ジーン・シャヒーン上院議員(ニューハンプシャー州選出)はサンダース氏が選挙運動を早く終わらせるべきだと述べた。

サンダース氏の選対本部は、来週のコロンビア特別区での予備選を前に運動員を半分にすると発表している。

(英語記事 Pressure builds on Bernie Sanders to drop out of race)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36486552

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