今月の旅指南

2016年6月24日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 平安時代、皇族や貴族の狩場として親しまれた大阪府交野(かたの)市。市の中心部を流れる天野川(天の川)など、星にまつわる地名や伝説が数多く残っており、日本における七夕伝説の発祥地ともいわれる。

 その象徴的な存在が、織姫である天棚機比売大神(あまのたなばたひめおおかみ)を祭神に祀った機物(はたもの)神社だ。毎年7月6日と7日の「七夕まつり」では、境内に笹飾りが所狭しと並び、短冊に願いを託す参拝客で大いに賑わう。

境内に並ぶ笹飾りには色とりどりの短冊が下がる

 「機物神社の七夕まつりが現在の形で行われるようになったのは、昭和54年(1979)以降のことです。古文書に7月7日に例祭が挙行されていたとの記述があることから、七夕まつりとして7月に例祭を復活させました」と機物神社宮司の中村武弘さん。

 笹飾りの竹は40本ほど用意され、七夕の日にちなみ、7・7メートルの高さに切りそろえられる。東西2つの参道に露店が軒を連ね、2日とも17時30分を過ぎたころに賑わいのピークを迎える。願い事を書く短冊は境内で授与、奉納される。参拝できない人のために、祭りの1カ月前から発送も受け付けており、願いを書いた短冊が全国から送られてくるそうだ。

 笹飾りいっぱいに付けられた短冊は、祭りの後、7月10日にお祓いをして、焚き上げられる。

●機物神社 七夕まつり
<開催日>2016年7月6日~7日
<会場>大阪府交野市・機物神社 (片町線津田駅下車)
<問>☎072(891)4418
http://hatamono.web.fc2.com/
http://katano-kanko.com/wp/wp-content/uploads/hpb-media/3.pdf

*情報は2016年5月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2016年7月号より

 

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