あの負けがあってこそ

2016年6月17日

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新たな可能性目指し動き始める

 それに「大義」「覚悟」「ビジョン」「ハードワーク」が加わることによって勝つチームの土台ができると自著『なんのために勝つのか~ラグビー日本代表を結束させたリーダーシップ論』の中で語っている。

 廣瀬は自身のターニングポイントに大学の引退試合である関東学院大戦を挙げた。あのとき対戦チームに感じた素晴らしさやスポーツの奥深さを、自分も見たい、その世界に触れてみたいと、追い求めていった先に見出したものが日本代表のチーム作りに生かされていった。そして世界最高のステージで結実したのである。

 16年3月廣瀬は現役生活を終え、新たな可能性に向けて動き始めた。

 「リオ・オリンピックや東京オリンピック、19年のラグビーワールドカップ日本大会など、いろいろな形でラグビーをサポートしていきたいと思っています。そのひとつが選手会の設立です。選手が自分たちの手で日本ラグビーを良くするんだという活動で、選手自らが発信していく場作りです」として、16年5月に廣瀬がリーダーとなって『一般社団法人日本ラグビー選手会』を立ち上げた。

 今後様々な形で廣瀬のリーダーシップは求められていくだろう。ステージは広がるばかりだ。

廣瀬俊朗プロフィール
81年大阪府生まれ。
99年度U19日本代表、高校日本代表に選手される。
04年東芝入社。07年キャプテンに就任(任期は07~11年度)。08~09年度トップリーグプレーオフトーナメント優勝。
07年日本代表選出。12年再び日本代表に選出。キャプテンに就任。
15年第8回ラグビーワールドカップでは日本代表史上初の3勝1敗という戦績を収める。
通算キャップ28。

  
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