定年バックパッカー海外放浪記

2016年6月26日

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高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

『雨に歌えば♬』、欧米人恐るべし

ル・ピュイの街を出て一時間も歩くと牧草地が続く丘陵地帯となる

 4月25日 大聖堂を出発して数時間もしないうちに30数人いた巡礼者達は誰も見えなくなってしまった。ザックを担いで上り下りのある田舎道を歩くと欧米巡礼者達に全くかなわない。

 彼らは体力的に逞しいが精神的にも強靭である。昼頃から冷たい霧雨となり100円ショップで買ってきたビニール合羽をかぶり、必死の形相で歩いていたら、先行していたフランス人中高年男女一行が林の陰でピクニックシートを広げてランチをしているところに遭遇。冷たい霧雨の中、彼らは半袖・半ズボンのままである。陽気に冗談を飛ばしながらハムやサラミを切ったりトマトやレタスでサラダを作ったりしている。

 雨風をものともせず延々と歩くというのは狩猟民族のDNAでありゲルマン民族の大移動以来培われてきた文化なのであろう。

初日のTollodeの巡礼宿。筑後100年の重厚な石造りの農家を改装したもの

初日の歩行距離は9.4km

 しとしと氷雨の中、午後3時過ぎにTollodeという集落に到着。巡礼宿の2段ベッドが並ぶ大部屋で夕食・朝食付きで22ユーロ也。正味3時間半歩いて走行距離は9.4km。先は長い。

⇒第2回に続く

  
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