BBC News

2016年6月15日

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複数報道によると、米フロリダ州オーランドのゲイ・ナイトクラブで49人を殺害したオマール・マティーン容疑者の妻が、訴追される可能性が出てきた。米フォックス・ニュースやロイター通信は、検察当局が妻の捜査のための大陪審を召集したという消息筋の話を伝えている。近年の米国で最悪の被害を出したこの乱射事件では、53人が負傷し、6人が重体。

報道によると、容疑者の2人目の妻ヌール・サルマンさんは警察に対して、ナイトクラブ「パルス」攻撃を止めるよう説得しようとしたと話している。

フォックス・ニュースは検察筋の話として、死亡した49人について殺人罪の共犯として、負傷した53人については殺人未遂の共犯として、妻を訴追する方針だと伝えた。さらに、襲撃の可能性について当局に通報しなかったことについても訴追する方針という。

フォックス・ニュースは消息筋の話として、容疑者がクラブ内で銃撃を続ける合間に、妻に電話をした可能性もあると伝えた。

12日未明の事件以来、当局はサルマンさんに事情を聴いているが、逮捕はしていない。

捜査状況について報告を受けている上院情報委員会のアンガス・キング委員はCNNに対して、「(サルマンさんは)何が起きているか多少は知っていた様子だ。現時点で間違いなく、重要参考人のひとりで、重要な情報を提供できるはずだ」と述べた。

米メディアは14日、サルマンさんがマティーン容疑者と共に銃弾を買いに出かけたと伝えた。さらに、別の機会には「パルス」を下見したいという容疑者を車で連れて行ったとも報道している。

一方でNBCニュースが伝えた消息筋によると、サルマンさんは夫に犯行を止めさせようとしたと話しているという。

容疑者の父セディーク・マティーンさんは14日、サルマンさんは13日には服を取りに幼い息子とフロリダ市内の家族のアパートに戻ったと話していた。サルマンさんと息子がどこにいるかは明らかにしなかった。

捜査当局は、容疑者が銃撃前に過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓ったものの、ISなど米国外の過激派組織と実際に接触していた形跡はないとみている。容疑者はアフガニスタン移民の両親のもと、ニューヨークで生まれた米国市民。

「パルス」の常連客たちは、容疑者も3年前から店を何度か訪れていたと話している。同性愛者向けの出会い系アプリを使っていたという話もある。

オバマ大統領は14日、容疑者について「怒りを抱え、心が不安定な若者が過激思想に染まってしまった」ようだと話した。

(英語記事 Orlando gunman's wife, Noor Salman, 'may face charges')

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36535678

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