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2016年6月24日

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英バンド「レッド・ツェッペリン」によるロックの名曲「天国への階段」の有名なギターリフは盗作だという訴えに対して、米ロサンゼルスの連邦地裁は23日、レッド・ツェッペリンは盗作していないと判断した。

訴えは、米ロサンゼルスのバンド「スピリット」のギタリストだった故ランディ・ウルフさんの代理人が起こした。1971年に発表された「天国への階段」の冒頭ギターリフが、スピリットの1967年楽曲「トーラス」に酷似しているという訴えだった。

連邦地裁の陪審は、レッド・ツェッペリンのロバート・プラント氏は「トーラス」を聴いていただろうが、「天国への階段」の冒頭と「本質的に似ているわけではない」と判断した。

原告側は、レッド・ツェッペリンとスピリットは1970年に英バーミンガムで、同じライブに出演しているのだから、「天国への階段」を作ったプラント氏とジミー・ペイジ氏はそこで「トーラス」を知ったはずだと主張。これに対して両氏の弁護人は、問題のギターリフのコード進行は300年前から広く使われてきた一般的なものだと反論していた。

スピリットのベース奏者マーク・アンデス氏は今月半ばに証人として出廷し、1970年のライブでプラント氏と知り合い、本番後に一緒にスヌーカー(ビリヤードの一種)をやったと証言した。

これに対してプラント氏は、その夜のことは何も覚えていないと証言。40年前に誰かと1度だけ会った時のことを、「あれやこれやの騒ぎの中で」覚えているのは難しいと述べた。

プラント氏は、アンデス氏と会ったことを覚えていないのは、このライブから帰宅する途中に交通事故に遭ったことも関係しているかもしれないと証言。妻と2人して頭部に負傷し、運転していたジャガーのフロントガラスが自分の顔に「めりこんだ」のだと話した。

プラント氏は公判中、「天国への階段」の作曲裏話を詳細に語り、バンド仲間のジミー・ペイジ氏やジョン・ポール・ジョーンズ氏と同様に、曲を作り始めたのはイングランド南岸ハンプシャーの「ヘッドリー・グレインジ」で、巷で言われるようなウェールズのコテージではないと言明した。

(英語記事 Led Zeppelin cleared of plagiarism in Stairway case)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36613209

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