赤坂英一の野球丸

2016年7月6日

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 オリックスも最下位に沈んだままなら2年連続Bクラスとなり、福良淳一監督を来季も続投させるわけにはいかないだろう。西武の田辺監督と同様、福良監督も昨年、シーズン途中に退任した森脇浩司SA(シニアアドバイザー)の後釜としてヘッドコーチから昇格した。そうした経緯から、「もっと体制一新をアピールできる知名度の高い人材を監督に据えるべき」との声は球団内部でも強い。

 そこで、今年二軍監督に就任した田口壮の一軍監督昇格が有力視されている。田口二軍監督は言うまでもなく、仰木彬監督が96年にチームを日本一に導いた時代のスター選手だ。メジャーリーグでの経験も豊富で、チームメートだったイチロー(現マイアミ・マーリンズ)との親交も深く、最初から監督候補として古巣に復帰したと言われる。

ソフトバンクも安泰ではない

 しかし、それほどの大物OBだけに、田口が監督になったら失敗させられない、いまはまだ時期尚早という慎重論も球団内部にあるらしい。その場合の選択肢として、監督経験を持つ阪神OBの招聘もあり得る、と関西の球界関係者の間ではもっぱらだ。などと書くと、また元阪神、オリックス監督の岡田彰布氏の再登板かと思われるだろうが、今度担ぎ出されそうなのは真弓明信氏だという。まだあくまでも選択肢のひとつだそうだが。

 ソフトバンクを追うAクラスの監督も安泰とは言えない。ロッテの伊東勤監督は3年目を終えた昨シーズンオフ、水面下で退任かとささやかれていた。後任はチーム内で人望が篤く、ファンからも熱心な支持を受けている井口資仁である。これを本人が固辞した場合は、昨年1年間ルートインBCリーグ・石川で選手兼任監督を務めたフリオ・フランコが就任する予定だったという。フランコは現役時代に2年間ロッテでプレーしており、今年から韓国のロッテ・ジャイアンツで二軍打撃コーチを務めている。ロッテとは極めてつながりが強く、ここに書いた〝新監督候補〟の中では、最も実現性が高いかもしれない。

  
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