BBC News

2016年7月6日

サッカー・1部リーグ(セリエA)ACミランのオーナー、ベルルスコーニ元首相は中国の企業連合にチームを売却したと明らかにした。イタリアの新聞各紙が5日、伝えた。

ベルルスコーニ氏によると、中国企業グループは今後2年間で少なくとも4億ユーロ(約450億円)を投資する。これによってチームの企業価値は、7億5000万ユーロに達する見通しという。

元首相は、譲渡先を特定しないまま、「ミランは中国に向かって出発した」と述べたという。

首相を4期にわたり務めたものの、脱税や収賄で有罪となったベルルスコーニ氏が一族で所有する持ち株会社フィニンベストは、5月から中国の投資家グループと売却交渉に入っていた模様。

中国企業グループは、ACミランの所有権のうちまず8割を入手した後、最終的には100%取得する方針という。

ロイター通信によると、売却が成立すればACミランが中国市場で上場されることもあり得る。

ACミランは欧州でも有数の成功を収めているクラブチームだが、資金豊富な他の強豪チームとより良い形で拮抗していくために新たな資金源を探していた。

昨年は9億3500万ユーロの赤字を計上している。

ベルルスコーニ氏は昨年、タイの実業家に大多数の株を売却しようとしたが、交渉成立の直前に中止した。

今では欧州クラブチームの多くが、アジアや中近東の資産家や企業に保有されたり、資金提供を受けたりしている。

ACミランの地元競合チーム、インテル・ミラノは先月、中国の家電小売大手「蘇寧電器」に売却された。また同じく先月には中国の実業家、トニー・シア氏が7600万ポンド(約105億円)で、イングランド・プレミアリーグのアストン・ビラを取得した。

サッカーは中国で人気が高く、中国政府は2050年までに「サッカー大国」になるという目標のため地元産業を育成する方針を明らかにしている。

(英語記事 Berlusconi: AC Milan sold to Chinese consortium)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36721207

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