BBC News

2016年7月13日

米大統領選の民主党予備選でヒラリー・クリントン前国務長官と争ったバーニー・サンダース上院議員(バーモント州選出)が12日、正式にクリントン氏支持を表明した。

ニューハンプシャー州の集会で、クリントン氏と共に登壇したサンダース氏は、「彼女が大統領選の民主党候補になります。そしてこの人が確実に次の米大統領になるよう、自分にできることは何でもするつもりです」、「アメリカの人たちが必要としていることにいかに応え、私たちが直面する深刻な危機にどう取り組むか。それがこの選挙のテーマだ。11月(の本選)に向かっていくにあたり、ヒラリー・クリントンが圧倒的に最適な候補だと、私は確信している」と述べた。

「ヒラリー・クリントンと私が、いくつかの問題で意見が違うのは周知の事実だ。だから予備選で戦ってきた。それが民主主義というものだ」とサンダース氏は述べた上で、「けれどもおかげさまで、両陣営はかなり歩み寄ることができた。民主党の歴史で最も進歩的な公約をまとめあげることができた」と強調した。

クリントン氏が6月に、必要な代議員の数を確保して事実上、候補指名を確実にして以来、両陣営は支持をめぐり交渉を重ねてきた。サンダース氏は、大統領選本選へ向けた民主党公約に影響力を発揮したい考えだ。

一部のサンダース支持者がブーイングしたが、サンダース氏は手でそれを制した様子だった。しかしサンダース支持者の大半は、共和党候補になる見通しのドナルド・トランプ氏の勝利を阻止するため、クリントン氏支持に回ると決めたもようだ。

クリントン氏はサンダース氏の支援に感謝し、「生涯をかけて不公正と戦ってきたことに感謝します」と述べ、今まで政治に参加してこなかった大勢の市民を政治プロセスに迎え入れた功績を称えた。

「あなたの後ろで戦えることを誇りに思います。(中略)全員で一緒に並び、共に戦う時期です」と述べたクリントン氏は、さらに学生ローンや金融業界、最低賃金の引き上げ、税制、警察改革、中間層の活性化、気候変動、医療体制、銃規制などに触れた。

クリントン氏の演説が終わると、2人は壇上で抱き合い、笑顔を見せた。

一方で、サンダース氏支持者の票を取り込もうとしていたトランプ氏は、ツイッターで、サンダース氏が「完全に悪者ヒラリー・クリントンに寝返った。ファンは怒ってる!」、「特定の業界や団体の利益と戦っていた候補が、業界利益の代表そのものの候補を支持した」などと書いた。

(英語記事 US election 2016: Bernie Sanders endorses Hillary Clinton)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36780740

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