したたか者の流儀

2016年7月26日

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パスカル・ヤン (Pascal Yan)

著述家

著述家。ルーヴァン・カトリック大学大学院中退(ベルギー)。証券マンとして25年間、欧州を中心に海外で過ごす。現在の職業は都内大学教授。

 

 日本にも首相ではないが、市川房枝という立派な社会運動家の政治家がいた。サッチャー同様、有名大学出の青年を侍らせたのが玉に瑕。英国ではデヴィッド・キャメロンがその伝なら日本でも、ちっと名前を失念したが、あの方もその手合いか。

G7の中で5人が女性トップになる可能性

 とはいえ、このまま行けば稲田朋美首相の可能性もある。再来年あたりのG7サミットは女性首脳5人がメンバーとなる可能性も出てきた。女性部長に仕えたおじさんの不平や不満も聞こえそうだが、世界を変えたのは、順不同でコロンブスの後ろ盾だったスペインのイザベル一世、イギリスのエリザベス一世、ビクトリア女王、ロシアのエカテリーナ二世。当時としては大きな足跡を残したといえるのでないだろうか。

 男たちが起こしたのは第一次、第二次大戦という悲劇ばかりとすれば、世界の首脳たちの過半が女性となることで新しい世界を期待したい。既に資本主義も行き詰まっていることは、皮膚感覚でみんな知っている。既製のアプローチではもはや持たない。それも知っている。先進国では、一部の幸せな限られた勝ち組以外は不安の中に生きてことは明白だ。この高揚感のない生活から平和的に脱却する手立ては少ない。シュレーダーが準備したおかげとはいえ、メルケルも悪くないではないか。女性首相万歳。

  
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