BBC News

2016年7月22日

ポケモンたちがついに生まれた国に戻ってきた。世界的ブームを巻き起こしているスマートフォンのゲーム「ポケモンGO」が22日、ついに日本でも配信開始となった。

日本に先立ち世界30カ国ですでに何百万人もの人が、屋外に出て、スマートフォンのGPS情報をもとに現実の通りや公園や建物などに出現するモンスターを探している。

新しく「ポケモン・トレーナー」になる人のため、日本ではこういうところにモンスターがいたら楽しそうな場所をいくつか提案してみる。

1. 夢の島熱帯植物館はどうだろう

東京都江東区にあるこの熱帯植物園は、1年中暖かい。なので、ポケデックス(ポケモン図鑑)に草や、温暖な気候を好むことの多い「どく」タイプのポケモンを集めるにはうってつけだ。

それに東京の寒い冬に表でポケモンを探し回っても、ここなら凍えずに済む。

愛らしい草のポケモン「フシギダネ」を選んだ初心者トレーナーには、この熱帯植物館はますますうってつけだ。ガラスのドーム屋根や壁から反射する太陽光をたっぷり吸収して、「フシギダネ」はやがて強力な「フシギバナ」にまで進化するかもしれない。

2. 「最高のポケモン・チャレンジ」は皇居で?

天皇陛下が住む皇居は、東京都千代田区にある。地元の人たちにとっては周りをジョギングしたり、外苑を散策したりと、憩いの場所でもある。

ポケモンGOが開始されれば、ニューヨークのセントラル・パークのように、ポケモンが密集する狩場になるかもしれない。

ただし難関ではある。日本のポケモン・ファンはツイッターで、日常的に厳重に警備され立ち入りが制限されている皇居でポケモンを探すのは「最高のチャレンジ」になるかもしれないと書いている。

皇居は神聖な場所でもあるので、「ゴースト」のような珍しいポケモンは出現しなさそうだ。

ポケモンはこれまでも、ポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウ博物館など不適切な場所に出現して問題になっている。日本でも神社などの近くで「ゴースト」タイプのポケモンが生息していたら、不謹慎と言われるかもしれない。

3. 桜島に「ほのお」のポケモン?

「ほのお」タイプのポケモンを手に入れるなら、桜島の火山はぴったりではないだろうか?

マグマのモンスター「ブーバー」は、活火山の中や周辺に生息する。溶岩の中に飛び込んで傷を治すモンスターにとっては、格好の環境だからだ。

「ブーバー」はジムリーダーの「カツラ」が、マグマ上の戦いで登場させた。

とはいえ、火山の周りでも生き延びられる「ほのお」のモンスターはほかにもいる。

炎をあやつり自在に攻撃できる、伝説的な火の鳥「ファイヤー」を忘れてはならない。

「ブーバー」と同様、「ファイヤー」は煮えたぎる溶岩の中に身を浸して自分の傷を治すことができるのだ。

けれどもボスニア・ヘルツェゴビナの慈善団体が地雷に注意するよう警告したように、日本では、夢中になりすぎて火山に近づかないよう警告する必要があるかもしれない。

4. 「こおり」の鳥は富士山に?

山頂に雪をいただく富士山は、もうひとつの伝説的な鳥のモンスター、珍しい「こおり」の「フリーザー」にとって理想の生息地だ。

「フリーザー」が強力な翼をはばたかせると空気が冷えるので、「フリーザー」が空を舞うと雪が降るといわれる。

富士山は東京から約100キロ南西にあり、人気の観光スポットだ。

しかし仮に「フリーザー」が富士山の山頂にいたとして、標高3776メートルを登ろうという人は、どれくらいいるだろうか。

5.山中湖にラプラスはいるか

富士山のモンスター探しがひと段落して、まだモンスターボールが残っているなら、富士五湖で一番大きい山中湖まで下りていくのはどうだろう。

もうひとつの珍しい「こおり」のモンスター、「ラプラス」には理想的な場所だ。

スコットランドのネッシーにヒントを得たという「ラプラス」は、大きくて穏やかな優しい、知的なモンスターだ。人を乗せて水の上を運ぶのが好きで、海や湖を移動するラプラスにとって、山中湖はぴったりだ。

ただしその穏やかな性格のため、ハンターに狙われやすく、「ラプラス」は絶滅寸前まで減少してしまった。

(取材――ヘザー・チェン)

(英語記事 Pokemon Go: Where might you catch 'em all in Japan?

提供元:http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-36863490

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