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2016年7月29日

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小川たまか (おがわ・たまか)

フリーライター

1980年東京生まれ。教育、働き方、性暴力などを取材。『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』(2018年/タバブックス)。Yahoo!個人「小川たまかのたまたま生きてる」(https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/)などで執筆。Twitter:@ogawatam

子どもが読みたがる本を読ませる

――パンプキンさんの子育て中は育児書を読むということはあったんですか?

パンプキン:少しは読んだけれど、育児書を読んで育てるっていう感覚がない時代でしたから。一番の後悔はね、毎日1時間本を読んだり、お話をゆっくり聞いたり、そういうことをどうしてしてあげられなかったんだろうって。この本をまとめるときにつくづく思いました。大事なことやなあって。

ムーギー:こんなこと聞くとパンプキンが何にもやってくれなかったみたいに思うかもしれないですけど、私は寝るときに童話を読んでくれたのを覚えてますよ。いっぱい読んでくれましたよ。

パンプキン:足らん……。

ムーギー:足らんかったとか言うんですけど、聞く方は十二分なほど今も覚えているから(笑)。本を読む習慣ていうのは本当に大切で、なぜかというと視野を広げるための、一番効率的な方法だからですね。優秀な人は、やっぱり読書習慣がある。家の大きな書斎があったとか、子どもの頃に本だけはいくらでも買ってもらえたという人もいる。そうでなくても、お金がかからない方法で、図書館や古本屋に連れて行ってもらったという人もいる。読書習慣を子どもにつけさせるということ一つとっても、各家庭で「これならできるかも」があるんですよ。

 あと、どんな本がいいかを親が決めるのではなく、子どもの好きなものを選ばせるのも大切だと、多くの方が本書で紹介するアンケートで答えています。

パンプキン:親がこれって選ぶよりか子どもの関心が持つものをね。私の子育ての先輩は「集中して読む本があることはいいことなんや」って言ってましたね。

ムーギー:たとえば私の場合は、恐竜や熱帯魚の名前、本に載ってるものを全部覚えたんですよ。ややこしい名前なんだけど、好きだったら覚えられるんですよ。

――それを見たパンプキンさんが「この子は神童だと思った」と書かれてましたね。

ムーギー:東大の医学部を出た友人がいますが、彼は子どものときに相撲が好きで、親も相撲の本をいくらでも読ませてくれたと。だから過去10年の取り組みと勝敗、決まり手を子どもの頃全部覚えていたらしいですよ。

――すごいです……。 

ムーギー:子どもの頃にそうやって脳を使うのは非常に意味があるでしょうね。好奇心を追及させるというのは、将来にわたって非常にいいインパクトになるだろうなと。

――脳も鍛えられるし、「好奇心を伸ばすことは楽しい」と思えるようになりそうです。

パンプキン:その人の、自信につながりますよね。

ムーギー:この分野に詳しいという自信にもなるし、あんなに覚えられたという記憶力に対する自信にもなりますね。

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