BBC News

2016年7月27日

米民主党は26日、全国党大会でヒラリー・クリントン前国務長官を11月の大統領選の党候補に正式指名した。女性が米主要政党の大統領候補になるのは初めて。この日の最後にビデオ中継でクリントン氏が登場すると、映像の冒頭で女性の社会進出を妨げるものを象徴する「ガラスの天井」が砕け落ちた。

大会2目の冒頭で州ごとの代議員が、クリントン氏を支持すると次々に表明。サウスダコタ州の宣言によって、必要な代議員2382人の支持を獲得し、指名が決まった。党内一致のジェスチャーとして、予備選でクリントン氏と激しく戦ったバーニー・サンダース上院議員(バーモント州選出)がここでマイクを取り、残りの手続きは省略して全会一致でクリントン氏指名を宣言するよう党委員長に求めた。

これを受けて、党全国委員会のマーシア・ファッジ新委員長(オハイオ州選出下院議員)が、発声による承認を会場に求めたところ大歓声が起こり、委員長は全会一致で指名が認められたと宣言した。

25日の大会初日には、サンダース氏の支持者たちが場内で抗議のブーイングをするなどの混乱もあったが、サンダース議員はクリントン氏支持を強く求めていた。

2008年の民主党大会では、指名されたオバマ氏と最後まで戦ったヒラリー・クリントン氏が、同様にマイクを取り、党内一致のジェスチャーとして、全会一致による指名を求めた。

大会2日目のこの日はこの後、クリントン氏の夫のビル・クリントン元大統領が演説。1971年の大学図書館での出会いから2人が歩いてきた道のりについて、冗談を交えながらリラックスした様子で語り、「一般市民がいかに社会に奉仕しているか、ヒラリーが教えてくれた」、「こんなに変化を実現させる人はほかに知らない」などといかに自分の妻が大統領にふさわしいかを強調した。

3度目のプロポーズでやっと受け入れてもらったと元大統領は述べ、「なんて頭が良くて強くて愛情豊かで思いやり深い人なんだと、圧倒されて尊敬していたし、僕を選んだこと決して後悔しないように、心から願っていた」、「僕は一番の親友と結婚しました。それ以来ずっと一緒に、歩いて話して笑ってきました」と振り返った。

クリントン元大統領の次には、俳優のメリル・ストリープさんが登壇し、「皆さんは歴史を作りました。そしてまた11月にも歴史を作ることになります」、「ヒラリー・クリントンは私たちの最初の女性大統領になります。最初ですが、最後ではありません」と期待を示した。

最後に、ヒラリー・クリントン氏本人がビデオ中継で登場。女性の社会進出を妨げるものを象徴する「ガラスの天井」が砕け落ちる映像の後、若い女性たちに「私が最初の女性大統領になるかもしれないけれども、次は皆さんの中の誰かですよ」と呼びかけた。

(英語記事 Clinton gets Democratic nomination)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36901203

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