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2016年8月5日

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ロンドン中心部のラッセル・スクエアで3日夜に男が刃物で通行人を襲い、1人が死亡、5人が負傷した事件で、ロンドン市警は死亡した女性は米国人のダーリーン・ホートンさん(64)と発表した。事件では、19歳男性が現場で逮捕された。

フロリダ州立大学(FSU)は、ホートンさんがリチャード・ワーグナー教授(心理学専門)の妻だと確認した。

夫妻は4日に、フロリダ州タラハシーに帰国する予定だった。

事件ではほかに女性2人と男性3人が負傷。1人はまだ入院中だが、いずれも重傷ではないという。負傷者は英国、米国、イスラエル、オーストラリア出身。

逮捕された男は病院で治療を受けた後、ロンドン南部の警察施設で勾留されている。

ノルウェー警察は、男が2002年にノルウェーから英国に移住したと発表した。

ロンドン警視庁は、4日朝にロンドン北部の住宅を家宅捜索したと発表。ロンドン南部でも1カ所、捜索する方針という。

フロリダ州立大学のスラッシャー学長は、「私たちFSUの家族がこのような無意味な暴力に巻き込まれて、ショックを受けている。悲しむワーグナー教授とご家族、友人、心理学部の同僚たちを、できるだけ支えていきます」とコメントした。

バーザン駐英米国大使は、「ラッセル・スクエアの事件で米国市民が殺害されたと知り、心を痛めている。被害者と愛する人たちのために祈っています」とツイートした

警察は、犯行動機について「突発的」なもので、被害者は「無作為に」攻撃されたとみている。

ロンドン警視庁のマーク・ローリー副総監は、攻撃が「精神医療上の問題によるもの」という見方が強まっていると述べた。

英国の対テロ捜査責任者でもある副総監は事件後当初、テロ関連も可能性として検討していると述べたが、後に記者会見で、欧州各地で相次ぐテロ攻撃を受けて「あらゆる可能性」を検討する必要があったと説明した。

副総監は、この事件を受けて、武装警官を含めて市内巡回の警官の人数を増やし、市民の「安心と安全提供」に努めると話した。

ホテルの部屋から事件を目撃したジョディー・パリーさんは、男が道を走る様子を見たと話す。

「警官が『止まれ、動くな、それ以上先に行くな、そこから動くな』と叫ぶのが聞こえた。でも男は振り向いてから走り続けた」とパリ―さん。

パリ―さんによると、男はナイフを持ち、手には血が付いていたという。

(英語記事 Russell Square stabbings: Darlene Horton named as victim

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36983257

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