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2016年8月29日

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イタリア中部を襲った24日の地震の犠牲者は、26日までに約280人に上った。27日には正午に国内各地で旗が半旗で掲げられるなど、様々な追悼式典が行われた。レンツィ首相は甚大な被害を受けたアルカータ町の犠牲者の葬儀に出席した。

26日夜までに確認された死者数は278人。24日夜以降、生存者は発見されていないが、捜査隊は不明者がもういないと確信できるまで捜索を続ける方針という。

イタリア政府は被災地に対して非常事態を宣言し、復興費として5000万ユーロ(約57億円)の拠出を約束した。

犠牲者のほとんどはイタリア人だったが、英国人3人を含む外国人も死亡している。

被災地では相次ぐ余震のために捜索活動が難航。町の大半が崩壊し200人以上が死亡したアマトリーチェでは、余震のために主要な交通路の橋が大きく破損した。

セルジオ・ピロッツィ町長は、「橋が崩壊しないよう願う。崩れたら、町は両方向から孤立してしまう」と危機感を示した。

アマトリーチェのほか、アルカータ、アックモーリ、ペスカーラ・デル・トロントの町村も大きな被害を受けた。

最初の葬儀

リエーティ市の航空機格納庫が、にわか仕立ての遺体安置所となり、多くの遺族が家族の遺体を確認している。

アマトリーチェで死亡した行政関係者の息子の葬儀が26日に行われた。震災被害者の葬儀としては、これが最初だった。

これまでに少なくとも388人が病院で手当てを受け、2000人以上が住む家を失った。

レンツィ首相は25日、被災地域の復興に5000万ユーロ(約57億円)の拠出を約束したほか、被災住民への免税措置を発表した。さらに、ずさんな建築への批判が高まっていることから、建築基準を見直す新施策の導入を表明した。

しかし首相は、イタリアの建物すべてを完全に耐震構造にできると期待するのは「ばかげている」と述べた。

倒壊した建物の中には、新しく改築・改修されたばかりのものもあるため、イタリア国内では、被災リスクが高い地域の建築基準について批判が高まっている。

歴史的地域では耐震基準の順守が免除されており、新築の場合でも耐震構造が取り入れられないことが多い。

(英語記事 Italy earthquake: Day of national mourning for victims

提供元:http://www.bbc.com/japanese/37203076

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