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2016年9月2日

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11月に予定される米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏のメラニア夫人(46)は1日、1990年代に夫人が性労働をしていたとする記事などで名誉が傷つけられたとして、英紙デイリー・メールと米国のブロガーを相手取って訴訟を起こした。賠償要求額は1億5000万ドル(約155億円)に上るという。夫人の弁護士が明らかにした。

デイリー・メールは、メラニア夫人がニューヨーク市でコールガールのアルバイトをしたことがあり、現在の夫のトランプ氏と知り合ったのは、これまで報道されていたよりも早い時期だったと報じた。

ブロガーのウェブスター・タープリー氏は、メラニア夫人が過去を公けにされるのを恐れていたと書いた。

メラニア夫人の弁護士、チャールズ・ハーダー氏は、「真っ赤なうそ」だと語った。ハーダー氏は文書で、「被告人たちはトランプ夫人に関して、100%虚偽で、夫人の個人的および仕事上の評判を非常に損なう発言をした」と述べた。

ハーダー氏はさらに、「被告人たちの行動はあまりにひどく、悪意に満ち、トランプ夫人を傷つけるもので、損害額は1億5000万ドルに上るとみている」と述べた。

メラニア夫人はスロベニア(旧ユーゴスラビア)生まれで、1990年代にモデルとして働くため米国に移住した。トランプ氏とは2005年に結婚した。

裁判所の文書によると、デイリー・メールはウェブサイト上の記事で、メラニア夫人が所属していたモデル事務所がコールガールの紹介もしていたとするスロベニアの雑誌「スージー」の記事内容を引用した。

デイリー・メールはさらに、メラニア夫人の非公式自伝を執筆したスロベニア人ジャーナリスト、ボヤン・ポジャール氏が、夫人が1995年にヌード写真のモデルとなり、その年にトランプ氏と出会ったと書いていると伝えた。トランプ氏夫妻は1998年に最初に出会ったと、従来報道されてきた。

夫人の弁護団は、夫人が米国に移住したのは1996年だと説明している。

ブロガーのタープリー氏は、メラニア夫人が「高級コールガールだった時代について、金持ちの顧客からわいせつな内容を暴露されるのではないかと、恐怖に取りつかれているらしい」と主張。夫人が「ひどい神経衰弱状態に陥ったようだ」と書いた。

タープリー氏とデイリー・メールはいずれも、それぞれの記事を取り下げている。

デイリー・メールは1日に記事を取り下げる告示を出した際、メラニア夫人が性労働をしていたという話が真実だと示唆していないものの、もし虚偽だったとしても米大統領選に影響を及ぼすだろうと主張している。

(英語記事 Melania Trump sues Daily Mail and US blogger for $150m over sex worker claims

提供元:http://www.bbc.com/japanese/37253438

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