佐藤悦子 バランス・マネジメント

2010年2月16日

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佐藤悦子 (さとう・えつこ)

クリエイティブスタジオ「SAMURAI」マネージャー

1969年東京生まれ。博報堂、外資系化粧品ブランドのAD/PRマネージャーを経て、2001年よりSAMURAIに参加。既存の枠組みにとらわれず、アートディレクションの新しい可能性を提案し続けるプロジェクトのマネージメント&プロデュースに幅広く携わる。著書に『SAMURAI 佐藤可士和のつくり方』がある。ブログは日々更新!
 

 ウェッジ・インフィニティ読者のみなさま、こんにちは。

 これまで5回を通じて、少し抽象的ではありましたが、マネジメントに対する考え方についてご紹介してきました

 今週は、仕事のパフォーマンスを大きく左右すると思われる「環境整備」と「職場の空気を快適にするコミュニケーション」について私がいつも気をつけているポイントをお話しさせていただきます。

職場環境の良さはパフォーマンスの発揮につながる!

 佐藤は「世の中のほとんどの問題はコミュニケーション不全に起因する場合が多い」とよく言っていますが、ひとつのプロジェクトにかかわる全員がストレスなく仕事を進めるには、スムースなコミュニケーションが欠かせないと私も思っています。

SAMURAIのスタッフルーム。それぞれがクリエイティブワークに集中できる環境を意識してつくられた。

 そのためにもまず、ベースとなるオフィスの仕事環境を快適に保つことが、よりよいコミュニケーションを編み出す大事な条件ということができるのではないでしょうか。職場が、そこで働くスタッフに与えられた役割とマッチして最適であるとき、各々のパフォーマンスは最大限に引き出されるものではないかと思います。

 たとえば、SAMURAI「サムライ」では30インチのシネマディスプレイを使ってデザインをしていますが、それは佐藤だけでなく他のデザイナーやインターンの学生までスタッフ全員が同じものを使用しています。

 大きい会社ですと、年功序列であったり、属している職務によって待遇が変わるのはもちろん当然ですし、仕方がないと思います。ですが、サムライのような10人に満たない小さな会社では、雇う側である佐藤や私だけが“特別”であるというような状況はなるべく避けたいと考えています。スタッフは皆、サムライで手がけるプロジェクトにおいてクオリティの高いデザインワークをするために集まっているのですから、それを実現できるよう全員に快適な環境を提供するのが私の役割のひとつなのです。

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