定年バックパッカー海外放浪記

2016年10月30日

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高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

スペイン西端のフィニステラ岬の手前で日本人巡礼者に遭遇、健闘を称えあう

頑張り屋の韓国娘アビーはマンハッタンを目指して

 6月30日 Melideへの山道で東洋系の少女を見かけた。欧米系青年と歩いているが小柄な彼女が長身の青年に負けじと必死で歩いているように見えた。聖地サンチアゴを過ぎて更にスペイン最西端のFinistera岬を目指して歩いていた7月6日にカフェで休憩していた彼女に遭遇した。

 彼女、韓国娘アビーは韓国の大学を卒業したが就職先が見つからず親戚を頼って渡米。西海岸の大学に籍を置いて夏休みには企業でインターンをしながら就職先を探した。紆余曲折を経て東海岸のボルチモアにある大手日系衣料品チェーンの店で仮雇の職を得たという。ここで休日返上、サービス残業も我慢して必死で正規雇用のポジションを得るべく働いたという。

ハンバーグを食べる頑張り屋の韓国女子アビー(右側)

 仮雇でスタートしてから4年目の今年。27歳になったアビーはマンハッタンにある店のフロア・マネージャーのポジションを提示されたという。マネージャーとは名前ばかりで少人数で売上ノルマを達成するために残業時間も無制限に近いことも覚悟しており、一か月後にはマンハッタンに転勤するという。それしか米国で成功する道がないと自分に言い聞かせているようであった。

⇒第20回に続く

 

  
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