ビジネススキルを活かして楽しむ脱力系子育てのススメ

2016年10月7日

»著者プロフィール
著者
閉じる

小川大介 (おがわ・だいすけ)

1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大学受験予備校、大手進学塾で受験国語の看板講師として活躍。難関中学、国公立大学医学部などへ多数の合格者を送り出す。2000年、さらなる学習指導の理想を追求し、中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1を設立。教科指導スキルに、声かけメソッド、逆算思考、習慣化指導を組み合わせ、短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。著書に『小川式[声かけ]メソッド』(宝島社)、『中学受験 基本のキ!』(共著:日経BP社)、『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)、『論理力は小学6年間の国語で強くなる』(かんき出版)など。今年10歳になる男の子の父。

 前回はチェックリストを活用して、お子さんが出来ていることを認める、褒めるアプローチをご紹介しました。リストは徹底的に具体化して、お子さんが実行しやすくしてあげること、出来るイメージがわくものにすることがコツでしたね。

 生活に早速取り入れてくださった方は、親子バトルがずいぶん減ったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

今回は「家庭内会議」について取り上げます( iStock)

“評価”するならまず“基準”から

 チェックリストの活用をお勧めする一番の理由は、親の「“ちゃんと”やったの?」と子どもの「やったよ」とがかみ合わない問題を、解決してくれるからです。

 今日もどれだけ多くの家庭で、

(親)「宿題、ちゃんとやったの?」
(子)「やったよ~」
(親)「どれ見せてごらん」「なにこれ、こんなんでやったことにはならないでしょう!」
(子)「なんで! ちゃんとやったもん! フンっ」
(親)「もっと“ちゃんと”やりなさい!」
(子)「うるさい!!」

 と、不毛な親子バトルが繰り広げられていることでしょう。

 このバトル、子どもは悪くありません。かといって、親も悪くはありません。“ちゃんと”やれていないものをそのままにしてしまうのは、お子さんのためにならないのですから、指摘して修正できるように導くことが大切です。それは間違いありません。

 ではなぜ喧嘩になってしまうのか。

 それは、親の「ちゃんと」は、子どもには「ちゃんと」伝わらないからです。

 言葉遊びみたいになりましたが、「ちゃんと」という言葉は、手順の正確さや完成度などを評価する言葉なのですね。

 「良い・悪い」「できた・できていない」を判断しているわけです。

 ビジネスに置きかえて考えてみましょう。「評価」は、あらゆる場面で付いて回りますよね。「業績評価」「人事評価」「品質評価」etc. 

 さて、皆さんが「評価」される場合、まず気になることはなんですか? 結果はもちろんそうでしょうが、その前に、「評価の基準」が気になりませんか?

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る