BBC News

2016年10月13日

ドイツ当局は12日、ベルリンの空港で爆発物による攻撃を計画していた容疑で今月逮捕された、シリア人のジャバル・アルバクル容疑者(22)が独房で自殺したと発表した。

東部ザクセン州の法務省によると、アルバクル容疑者は死亡した状態で発見され、これを受けて捜査が開始された。

アルバクル容疑者は2日間逃走した後、シリア人難民3人によって10日に警察に引き渡された。当局は同容疑者が過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)との関連があったと考えている。

ドイツ警察はアルバクル容疑者を何カ月にもわたり監視していたが、今月8日に同容疑者のアパートを強制捜査した際には取り逃がしていた。

独誌シュピーゲルのウェブサイトは、アルバクル容疑者が逮捕後にハンガーストライキによる抗議をしており、24時間監視下にあったと報じた。

アルバクル容疑者は昨年ドイツに到着し、難民認定を受けていた。

ドイツの情報機関は先週、アルバクル容疑者が攻撃を計画しているとの情報を受け、ザクセン州の警察に伝えていた。

当局によると、今月6日にアルバクル容疑者がインターネットで爆弾の作製方法を調べ、爆発物を入手していたことが分かったという。

ベルリンで取材するBBCのデイミアン・マクギネス記者は、アルバクル容疑者が死亡したことで、計画の具体的な内容や協力者の有無などについて知ることがより困難になったと語った。

警察はケムニッツにあるアルバクル容疑者のアパートに強制捜査に入った際、爆薬の過酸化アセトン(TATP)1.5キロを発見した。TATPは、昨年のパリ連続襲撃事件や今年3月のブリュッセルで空港や地下鉄駅が攻撃された際にも使用されている。警察は発見された爆発物は「非常に危険」だと述べていた。

しかし、アルバクル容疑者はライプチヒに逃走し、現地のシリア人たちに保護を求めた。

アルクバル容疑者を警察に引き渡した3人は、犯人追跡を知り同容疑者を拘束したと話した。同容疑者の体を1人がひざで抑えて身動きが取れないようにしている間に、ほかの2人が縛り上げたという。

ドイツ国内では、3人を表彰するべきだとの声が上がっている。独紙ビルトは3人を「ライプチヒのシリア人ヒーロー」と表現した。

(英語記事 Syrian terror suspect Jaber al-Bakr found dead in cell in Germany

提供元:http://www.bbc.com/japanese/37640227

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