今月の旅指南

2016年10月22日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 上杉謙信、武田信玄、織田信長など、個性的な武将たちが活躍した戦国時代。ドラマチックなエピソードに満ちた、この100年余りの時代にスポットを当てた展覧会が、今秋開催される。

《米沢本 川中島合戦図屏風》左隻(部分) 米沢市上杉博物館蔵
*前期(11/23~12/25)展示

 本展では、亨徳(きょうとく)3年(1454)の「享徳の乱」および応仁(おうにん)元年(1467)の「応仁・文明の乱」の始まりを戦国時代の幕開けとし、天正元年(1573)の信長による将軍・足利義昭追放までの流れを、歴史資料や美術工芸品を通して振り返る。

 会場は「合戦」「群雄」「権威」「列島」の4つの章で構成。「合戦」では、信玄と謙信の一騎打ちの場面が見られる「川中島合戦図屏風」や、織田・徳川軍と浅井・朝倉軍が激突した戦いの様子を描いた「姉川合戦図屏風」などの屏風絵をはじめ、軍勢を鼓舞するための陣貝(ほら貝)や軍配など、実際に戦場で使われた道具類を展示。

 「群雄」では、肖像画に加え、愛用の甲冑や刀剣などに込められた戦国武将の思いを読み解くことで、その実像に迫る。また、「権威」では、狩野元信の重文「四季花鳥図屏風」をはじめ、豪華絢爛な屏風絵や縁起絵巻を紹介する。

 戦いに明け暮れる殺伐としたイメージを離れ、地域文化や経済が発展した実り多き時代としての戦国時代のもう一つの顔に出会うことができる。

●戦国時代展
 <開催日>2016年11月23日~1月29日
 <開催場所>東京都墨田区・東京都江戸東京博物館(総武線両国駅下車)
 <問>☎03(3626)9974
  URL:https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
     http://sengoku-period.jp/

 *情報は2016年9月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2016年11月号より

 

 

 

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