BBC News

2016年10月19日

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エクアドル政府は18日、ロンドンの大使館で生活しているウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジ氏のインターネット接続を制限したことを認める声明を発表した。米国から圧力を受けたからではないと説明している。

エクアドル外務省は声明で、米大統領選に影響を与えかねない文書をウィキリークスが公表するのはウィキリークスの責任において行うことであって、エクアドル政府は米大統領選に介入したくないと説明した。

「そうした意味で、エクアドルは主権を行使し、英国大使館の通信システムの一部へのアクセスを一時的に制限した」と外務省は述べ、さらに「エクアドルは他国からの圧力に屈しない」と付け加えた。

ウィキリークスは17日、エクアドル政府が16日に創設者ジュリアン・アサンジ氏のインターネット接続を切断したと発表。民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン氏に関する文書の公表を止めさせようと、米政府がエクアドルに圧力をかけたのだと非難していた。

これに対して米国務省は、「まったく事実に反する」と否定していた。

アサンジ氏は、性的暴行容疑でスウェーデンに強制送還されるのを回避するため、2012年にエクアドル大使館に避難して以来、外に出ていない。

ウィキリークスは、ハッキングされたクリントン選対委員長ジョン・ポデスタ氏のメールを次々と公表している。15日には、クリントン陣営がかねてから公表を拒否していた投資銀行ゴールドマン・サックス社員相手の講演内容の聞き取り記録3通を公表。そこからは、クリントン氏が同銀行幹部と軽口を言い合うほど親しい様子がうかがえるため、ウォール街と近すぎるというリベラル派の反発が高まる可能性がある。

クリントン陣営は、漏洩したメールが本物か認めも否定もしていないが、偽造だと示すものはない。陣営関係者は、メール・サーバー侵入はロシア人ハッカーによるもので、米国の民主的選挙妨害が狙いだろうとコメントしている。

(英語記事 WikiLeaks: Ecuador admits limiting Assange's internet access

提供元:http://www.bbc.com/japanese/37700490

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