BBC News

2016年10月20日

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米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏は女性票の獲得に苦労している。19日夜の大統領候補討論会で、民主党候補のヒラリー・クリントン氏について放った言葉は、決してトランプ氏を助けるものとはならないだろう。

クリントン氏は、富裕層に増税する計画について説明していた。そしてトランプ氏による税金逃れの可能性に言及した。「社会保障への私の負担は増えます。ドナルドも同様です。もっとも、支払いを逃れる方法を見つけるかもしれませんけど」と。

そこにトランプ氏はこう口を挟んだのだ。「なんていやな女だ(Such a nasty woman)」。

この発言はたちまちソーシャルメディアで広まり、この討論会のやり取りを象徴するもののひとつとなった。

1時間もしないうちに「nasty woman」という表現を含むツイートの数は約25万に上った。女性のクリントン支持者たちがすぐに、この表現を使い始めたのだ。中には男性もいた。

トランプ氏がこれより先に、「悪いhombres」と、「men」を意味するスペイン語をわざわざ使って不法移民について表現したことについても、ソーシャルメディアは大いに反応していいた。このため、「bad hombres」と「nasty woman」を組み合わせたツイートも数百単位で次々と出回った。

トランプ氏の支持者の中には、発言を弁護する人たちもいた。トランプ氏を支持する2人のアフリカ系アメリカ人の女性たちによる大人気のツイッターアカウント「Diamond and Silk」は「その通り。ヒラリーは、アメリカ人の暮らしを良くすることなんてどうでもいいと思ってる。もう30年もこの仕事をしてきてるのに」とツイートした

保守系のラジオ司会者マーク・レビン氏も「ヒラリーはいやな女だ。世の中にはいやな男もいやな女もいる。え、これって難しい?」とツイートした

一方で、またしても大統領討論会が政策課題の議論ではなく、個人攻撃の場になってしまったとあきれる人たちもいた。

(英語記事 Presidential debate: 'Nasty woman' insult embraced by Clinton's female fans

提供元:http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-37713818

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