BBC News

2016年10月28日

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米ツイッターは27日、従業員の9%にあたる約350人を削減すると発表した。さらに動画アプリの「Vine(バイン)」を停止すると発表した。

同時に発表された7-9月期の業績は、売上高が前年同期比8%増の6億1600万ドルとなり、予想を上回ったものの、4-6月期の2割増を下回った。

月間アクティブユーザー数(1カ月間で1回以上ログインしたユーザー数)は3億1700万人と前年同期から3%増えた。

ツイッターは先月、身売りに向けた財務アドバイザーの金融機関を起用しており、グーグルやセールスフォースなどが買収に関心を示したと報じられたものの、交渉は頓挫(とんざ)していた。

ツイッター株は今月、買収の可能性が最も高いとされていたセールスフォースが買収を否定したことを受けて、7%下落していた。

ジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)は、サービスの改善によって「成長を加速させる大きな可能性」が見えてきたと語った。

動画のライブ配信

同氏は、「明確な計画がある。ツイッターの長期的な成長を確かなものとするため必要な改革を実行している」とし、「将来の売上高増加の牽引(けんいん)役は良い傾向にあり、ツイッターの将来に依然として確信を持っている」と述べた。

ツイッターのユーザー数は、フェイスブックの5分の1に留まっており、フェイスブック傘下のインスタグラムよりも少ない。

ツイッターは動画のライブ配信に力を入れており、米プロフットボールNFLとの提携で、毎週木曜日の夜に注目される試合をライブ配信する計画。

ツイッターは、攻撃的な内容のコンテンツからユーザーを守るために「意味のある改定」を来月行うとしている。ツイッターはこの問題をめぐり広く非難されていた。

来年の黒字化目指す

ツイッターの7-9月期の最終損益は、1億280万ドルの赤字で、前年同期の1億3170万ドルの赤字からは減少したものの、大幅な赤字が続いている。

アンソニー・ノト最高財務責任者(CFO)は、2017年に黒字化を目指すとし、「最優先事項に完全に投資する姿勢でおり、いくつかの取り組みについては優先度を下げ、そのほかの活動も簡素化している」と語った。

しかし、米ウェドブッシュ証券のアナリスト、マイケル・パクター氏は、ツイッターが来年黒字化するには、売上高が2~3億ドル増加する必要があると指摘する。「売上高の基礎になるのはユーザー数の増加だ。ツイッターはその面であまりうまくいっていない」。

7-9月期の広告収入は前年比6%増の5億4500万ドル、データ販売やそのほかの売り上げは26%増の7100万ドルと急増した。

国際部門の売上高は2割以上増加し2億4200万ドルとなり、ほぼ横ばいだった米国市場(3億7400万ドル)の成長を上回った。

決算発表を受け、ツイッター株はニューヨーク証券取引所で前日終値比1.3%高の17.52ドルで引けた。

同社の従業員数は今年6月時点で3860人だった。

(英語記事 Twitter to cut jobs as revenue growth slows

提供元:http://www.bbc.com/japanese/37796256

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