佐藤悦子 バランス・マネジメント

2010年3月16日

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佐藤悦子 (さとう・えつこ)

クリエイティブスタジオ「SAMURAI」マネージャー

1969年東京生まれ。博報堂、外資系化粧品ブランドのAD/PRマネージャーを経て、2001年よりSAMURAIに参加。既存の枠組みにとらわれず、アートディレクションの新しい可能性を提案し続けるプロジェクトのマネージメント&プロデュースに幅広く携わる。著書に『SAMURAI 佐藤可士和のつくり方』がある。ブログは日々更新!
 

 ウェッジ・インフィニティ読者のみなさま、こんにちは。

 先週は、「私の目標」についてのお話しでした。日本の文化の深い魅力に改めて触れなおす中で、そこに今まで見えていなかったたくさんの新しい発見があることを知り、 “本物”の背後にある意味やストーリーを知る楽しさをお話ししました。その流れをくんで、今週は読書、趣味、スポーツなど「私の好きなものと、その理由」について少しご紹介したいと思います。

壮大でダイナミックなものに惹かれる

 私は、その時々の自分のペースで楽しめるものが好きなようです。人と競う競技よりも自然の中で、自分との対話をくりかえしながら、状況を読んで戦略を考えるようなものについつい夢中になってしまうのです。

 学生時代には体育会系のゴルフ部に所属しており、その後、佐藤と出会ってから始めたスノ-ボードもすでに10年来の趣味となっています。そして、最近はまっているのが、釣りです。

 私の中でゴルフ、スノーボード、釣りに共通するポイントは、自然と自分との関係を感じながら、目の前にあることだけに、全神経をかけて集中できるということでしょうか。スノーボードはチャレンジャフルなコースを疾走する緊張感とスピード感が病み付きになります。目の前にある斜面のことしか考えられないスリルと、美しく雄大な景色をバックに滑っているという、その非日常的なトリップ感が最高の境地に誘ってくれます。

 難しい斜面をクリアしたり、ここで転んだら立ち上がれないだろうなというすごいパウダースノーの上をサーッとバランスよく滑走したりすることなど、全て自分の実力と相談しながらの真剣勝負です。集中力やバランスなど身体感覚が研ぎ澄まされて本当に楽しいのです。

 釣りはまだ経験が浅いのですが、その中でも好きなのはフライフィッシングや、トローリングです。極めれば自然の状況を読みながら戦略を立て、自分の腕を考えて攻めていくゴルフに通じるものがたくさんありそうなのです。キャスティングして、あそこにフライを落としたら、どのような動きをしようかなどを、瞬時にはかっていき、魚と勝負していくようなダイナミズムには心躍るものがあります。

 おまけに、釣りやスノーボードは、魅力的なエリアが世界中各地に点在していることも、旅好きの私にたまらない魅力となっています。

 たとえば、私が釣りデビューをした北海道の屈斜路湖は、ウェーターを着て、草をかきわけ湖につながる川から目指すポイントに向かいます。周囲は人の手がまだまだ入っていない静かで大きな北海道の自然の風景で探検心や冒険心もとてもくすぐられるのです。

 トップオブヨーロッパと呼ばれるユングフラウヨッホにも、ゲレンデからスノーボードを抱えて氷河列車に乗って行きました、見下ろすとそこは雲海! 標高3,400mの高所にもかかわらず、鳥が飛んでいて、それはもう筆舌に尽くし難い景色の連続です。

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