マイナス金利時代を生き抜く処方箋

2016年11月8日

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江口真広 (えぐち・まさひろ)

モーゲージ・ネクスト モーゲージ・スペシャリスト。2008年より千葉銀行にて住宅ローンと法人融資に従事。2016年からモーゲージ・ネクストにて住宅ローンの借り換えコンサルティングサービスを提供。住宅ローンと海釣りをこよなく愛する男。

毎月の返済額は4万5000円削減

 この事例の場合、毎月の返済額は23万5000円から19万円へ4万5000円も削減することができ、総返済額では残りの期間で650万円も返済額を削減できることになりました。ただ、住宅ローン全体の金利が下がっていることもあり、ネット銀行と店舗系銀行の金利差がほとんどなくなってきています。借換先の銀行選びは慎重に行う必要があります。

 借り換えにかかる諸費用についても説明しておきます。借り換えをする際は、新しく借入する銀行への保証料・事務手数料や抵当権抹消・再設定の費用等、意外と多くの費用がかかってきます。保証料・事務手数料については多くの銀行が借入額の2.16%(税込)としているところが多く、例えば3000万円の借入をする際は64万8000円の保証料・手数料がかかってくる計算になります。(※各銀行の商品により保証料・事務手数料は異なります)。その他の費用も考えると3000万円の借り換えの場合、概算で100万円近い諸費用がかかってくる計算となりますので、借り換えをする場合はその諸費用も考慮した上で、借り換えるべきか否かを考えないといけないことになります(借り換えにかかる諸費用はローンに上乗せして借入できる銀行がほとんどです)。

 一般的に借り換えによるメリットを享受できる方は『残高1000万円以上、残期間10年以上、現在のローンとの金利差1.0%以上』の方と言われますが、金利が急低下していることで、上記以外の人でも100万円以上のメリットが出る方が非常に多くなってきています。具体的には、「2000年から2010年に住宅ローンを借りた人」「金利1.0%以上で借入している人」には、是非一度借り換えを検討してみて欲しいものです。

  
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