定年バックパッカー海外放浪記

2017年1月8日

»著者プロフィール
閉じる

高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

 [秋のマルタ、シシリーを巡るキャンプ旅]
 (2015.9.29-10.26 28日間 総費用22万円〈航空券含む〉)

シチリアの寝苦しい夜、アフリカ系若者の深夜の喧騒

アグリジェントの街の高台の展望台

 10月17日 アグリジェントの街のイタリア国鉄の駅舎の上の高台に市民公園がある。高台から世界文化遺産である古代ギリシア時代の遺跡“アグリジェントの神殿群”が見下ろせる。その向こうに地中海が広がっている。日が暮れるとライトアップされた神殿が幻想的だ。

アグリジェントの街の高台の展望台で。左から怪しい地元の老人、上海娘、台湾娘、日本の年金生活者

 21時頃、高台の展望台のベンチの横にテントを設営。当日は土曜日で近くの売店やファーストフードに若者が沢山たむろしており賑やかだ。しかし23時を過ぎると三々五々と人がいなくなり店は閉まり街路灯を残して暗くなってきた。テントで横になると近くに大声で騒いでいるグループがいることに気付いたがすぐに寝入った。

 突然至近距離でビール瓶を叩きつけて割るような音がして飛び起きた。午前零時を過ぎている。テントの空気孔から覗くと五、六人のアフリカ系の若者がテントから8mくらいのところに設置されているベンチの周りにたむろして声高にしゃべっている。人種的には黒人かアラブ系か判然としないが酔っぱらっているような態度である。

 しかし月明りで目が慣れてくると彼らが手にしているのはコーラやジュースのビンで酒類ではないようだ。おそらくイスラム教徒なのだろう。煙草を立て続けに吸っているようでベンチの周りは吸い殻だらけだ。日曜日は仕事がないので仲間内でばか騒ぎをして日頃の憂さを晴らしているのであろう。

 緊急事態に備えて呼子のホイッスルと懐中電灯を枕元に置いて再び横になった。昼間下見をしたが、展望台の近くのビルは1階が店になっていて2階以上がマンションでありホイッスルを吹けば住民が起きるはずである。しかしアフリカ系のおかしな連中はドラッグをやったり、遊び半分で襲ったりするので油断できない。

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る