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2017年1月26日

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マーク・サベッジ、BBC音楽担当記者

2009年に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさんの一人娘パリスさんは、24日付の米誌「ローリング・ストーン」に対して、父親は「殺された」と話した。

18歳になったパリスさんは初のロングインタビューで、父親の死は「仕組まれたもの」だと確信していると話している。

マイケルさんは強力な鎮痛剤「プロポフォール」の過剰摂取による心臓発作で急死した。コンラッド・マリー主治医は後に、業務上過失致死の罪で有罪となった。

しかしパリスさんは、真相はそれだけでは済まないはずだと考えている。

「(父は)いろいろな人に狙われていると、ほのめかしていた」、「『いつかあいつらに殺される』とまで言っていた」とパリスさんは話している。

インタビューしたブライアン・ハイアット記者に、父親は殺されたのだと思うかと質問されると、パリスさんは「もちろん」と答えた。

「あまりにあからさまなので。矢印は全部、同じ方を向いてる。まるで陰謀論みたいだけど(略)本物のファンや家族はみんな知ってる。仕組まれたんです」

パリスさんはさらに、父親の死を願っていた人は「大勢いる」と述べ、司法の場で裁きを受けさせるために頭脳戦を展開しているのだと話した。具体的な名前は挙げず、マリー医師を非難することもなかった。

パリスさんは最近、英テレビ局「スカイアーツ」がマイケル・ジャクソンさんを登場させたコメディ・シリーズを非難して注目された。作中でマイケルさんを白人俳優が演じていたため、パリスさんはツイッターで「とんでもなく不愉快」だと批判。「吐き気がする」と書いた。スカイはこの後、番組の放送を中止した。

ローリング・ストーンに対してパリスさんは、マイケルさんは「料理が凄まじく上手」で「船乗りみたいに口汚い」、素晴らしい親だったと絶賛。本当の父親なのか取り沙汰されてきたことについては、「私の父親です」と一蹴した。

「これからもずっと、私の父親です。そうじゃなかったことは一度もないし、これからもそう。父を本当に良く知っていた人たちは、私がそっくりだって、そっくりすぎて怖いほどだって言うので」

パリスさんはさらに「私は自分を黒人だと思ってる」と付け足した。「(マイケルさんは)私をじっと見つめて、私を指さして、『お前は黒人なんだからね。自分のルーツを誇りに思うんだよ』とよく言っていた」。

マイケルさんが2009年6月25日に死去したとき、パリスさんはわずか11歳だった。乳母が当日、マイケルさんの遺体から外したアフリカのブレスレットを、今でも身に着けているという。

「今でも(父親の)匂いがする」とパリスさんは話している。

パリスさんはさらに10代の時に「赤の他人」に性的暴行されたと明らかにしたほか、うつ病や2013年の自殺未遂についても隠さず話している。

「頭がおかしくなってた。本当に実際に頭がおかしくなってた。思春期の悩みみたいなものがたくさんあって。うつと不安を抱えていたけど、誰も助けてくれなかったし、自分でなんとかするしかなかった」

入院期間を経て、パリスさんは薬物やアルコールの依存症から離脱に成功し、今ではメンソールたばこしか吸っていないという(メンソールたばこにも健康リスクはある)。

モデル業と女優業の両方に取り組み、父親と同じように環境保護活動に情熱を注いでいると話すパリスさんは、インタビューの掲載後、プライバシーを尊重してほしいとツイートした

「ローリング・ストーンの記事について、取材には一切答えません。質問があるなら記事を読んで。ものすごく分かりやすくはっきり書いてあるから」

(英語記事 Paris Jackson: 'My father was murdered'

提供元:http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-38754205

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