ビジネススキルを活かして楽しむ脱力系子育てのススメ

2017年2月16日

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小川大介 (おがわ・だいすけ)

1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大学受験予備校、大手進学塾で受験国語の看板講師として活躍。難関中学、国公立大学医学部などへ多数の合格者を送り出す。2000年、さらなる学習指導の理想を追求し、中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1を設立。教科指導スキルに、声かけメソッド、逆算思考、習慣化指導を組み合わせ、短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。著書に『小川式[声かけ]メソッド』(宝島社)、『中学受験 基本のキ!』(共著:日経BP社)、『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)、『論理力は小学6年間の国語で強くなる』(かんき出版)など。今年10歳になる男の子の父。

視覚・聴覚・身体感覚でタイプが分かれる

 目から入ってきた情報に反応しやすい人は、色彩に敏感だったり、出会った場面を映像で記憶することが多かったりします。

 耳から入ってきた情報に反応しやすい人は、周囲の物音に敏感だったり、過去の出来事を思い出そうとするとその時一緒にいた人の表情よりも、その人が何を言ったのかがはっきり思い出されたりします。

 そして、触覚や嗅覚など皮膚感覚を通した情報に反応しやすい人は、その場の雰囲気を察知することが得意だったり、過去の記憶とその時の自分の気分や感覚とが強く結びついていたりします。

 それぞれ、視覚優位タイプ、聴覚優位タイプ、身体感覚優位タイプと呼びますが、どのタイプが優れているといったことはありません。ただのクセですから。また、視覚優位の人が身体感覚を全く使わないということも、当然ありません。比較的どの感覚を多く使うかという程度の問題で、誰しも五感それぞれを使っていることに変わりはありません。

 それでも、お互いの優位感覚が異なると、びっくりするぐらいコミュニケーションに影響が出るものです。

感覚タイプそれぞれの特徴

 優位感覚ごとの特徴を挙げてみると、次のようになります。

■視覚優位のタイプ
・モノを記憶するときには、映像で覚えます。
・話したり書いたりする時も、「大きく開けた場所に色とりどりの花が咲き乱れていて」といった、視覚的な表現を好みます。
・周りの音に気持ちを乱される度合いは低いです。
・その反面、目から入ってくる様々な情報に反応するため、意識があちらこちらに飛びやすい傾向があります。
・言葉で出される指示を覚えることが苦手です。
・見かけを大事にし、相手の外見に心を動かされやすい人です。
■聴覚優位のタイプ
・言葉や音を記憶することが得意です。
・話したり書いたりする時も、「遠くの小鳥の鳴き声が風に乗って届く、静かに晴れた昼下がり」などと、音に関する表現が入ってきます。
・言葉で伝えられたことを理解し、そのまま繰り返すことが容易にできます。
・「見る・読む」よりも聞いて学習する方が合っています。
・相手の声の調子や言葉に反応しやすい人です。
■身体感覚優位のタイプ
・見えるもの聞こえるもの以上に、その場の雰囲気や感じ方を記憶します。
・話す時は身振り手振りをつけて伝えることが多く、書き表す時も「陽の光が心地よいのどかな昼下がり、春の訪れを感じて自然と笑みが浮かんでくる」といった表現を好みます。
・何かをしたり、体を動かしたりすることでものが覚えやすくなります。
・早口でたくさん話されたり、次々とスライドを切り替えながら説明されたりすると、情報の処理がついていかない感覚が生まれて、思考が止まることがあります。
・一つのことをじっくり味わうのが好きで、具体的な感触や感じに興味を持ちます。

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