赤坂英一の野球丸

2017年2月22日

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 高校野球ファンなら澤田が大阪桐蔭高時代、エース藤浪晋太郎(現阪神)の控えとして背番号10を付けていた勇姿を覚えているかもしれない。高校3年だった12年夏、甲子園の3回戦で先発、済々黌高を相手に2失点完投勝利を挙げ、自ら本塁打も打つという大活躍を見せた。先にプロ入りして脚光を浴びた藤浪へのライバル心は並々ならぬものがあるようで、「一軍で投げられるなら先発でもリリーフでも何でもやる」と闘志満々である。

 打者では、昨季、新人ながら4番を打った2年目の外野手・吉田正尚の状態のよさが目立つ。キャンプ序盤の4日、12球団一早く行われた紅白戦で二塁打を2本打つと、その後も紅白戦が行われるたびに本塁打を放っている。1年目の昨季、一時故障離脱した経験を踏まえてか、シーズンオフはウエートトレーニングで筋肉を増量、3㎏ほど体重を増やしたそうで、腰から太腿にかけて見るからに逞しくなった。糸井の穴を埋められるところまでいくかどうかはともかく、今季はチームを引っ張ってくれそうな予感がある。

好調さを取り戻した中島

 さらに、マスコミにはほとんど報じられていないが、今年はメジャー帰り3年目の中島宏之が順調に仕上げている。監督経験のある知人の評論家も、「フリー打撃を見る限り、一番よかったころのナカジに戻った。今年は西武での全盛期ぐらいやるかもしれない」と絶賛。福良淳一監督の構想では、4番か5番、一塁かDHでの起用になりそうだ。

 シーズン終盤までソフトバンクと優勝争いした2014年がそうだったように、注目度も下馬評も低い年のオリックスは意外に強かったりする。オリックスは今月28日まで宮崎市清武町のSOKKENスタジアムでキャンプを行っているので、ぜひ足を運んで選手たちの練習ぶりをチェックしていただきたい。

  
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