伝える力・伝わる仕組みできてますか?

2017年2月24日

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加藤利彦 (かとう・としひこ)

グッドマネジメント総合研究所代表

株式会社 EC studio(現:ChatWork株式会社)に創業メンバーとして参画。中小企業に向けたIT活用の支援を累計1,000社以上に実施。2007年に人事担当役員(常務取締役)に就任。2008年と2009年に2年連続で〔株〕リンクアンドモチベーションによる組織診断で「日本一社員満足度が高い会社」に認定される。その実績をもとに2011年4月、株式会社グッドマネジメント総合研究所を設立。同社代表取締役に就任。HRM(Human Resource Management)とIT(Information Technology)を通して、従業員意識調査による組織分析、組織力の強化、社内教育、組織内の情報共有など、総合的に経営を支援する事業を展開している。

2.相談する場を作らない

▼組織の症状

 たくさんの会社を調査する中で、コミュニケーションの希薄さが課題として頻繁に浮き上がります。職場でコミュニケーションが不足している相手は?というアンケートでは32.9%の方が上司と回答しています。この結果から見ると3人に1人が上司とのコミュニケーションに課題を持っていることになります。(※日本能率協会「2013年ビジネスパーソン1000人調査」n=1000)

 言い換えれば相談する場、機会が作られていないとも言えます。

▼解決策(時代にあったコミュニケーション手法の導入)

 コミュニケーションは重要な仕事の一つになります。基本的にコミュニケーションで業務が成り立っているからです。時代の流れとともに文章伝達のコミュニケーションは正確性とスピードを求められて来ました。

飛脚 → モールス信号 → 電報 → FAX → メール → チャット

 昨今はチャットによる業務コミュニケーションを大企業も取り入れるようになりました。IT担当者300人に聞きました。というアンケートでは、「チャット/インスタントメッセージングツール」(導入済み40.6%)という結果が出ており、導入する企業が増えてきています。(※キーマンズネット「2015年コミュニケーションツールの導入状況」n=347)

 チャットの利点は、時間と場所を超えて情報共有ができることです。上司がその場にいなくても、部下がその場にいなくても気遣ってあげることができます。コンピューターは冷たい印象があるかも知れませんが、使うのは人間なので、暖かく使えば暖かくなり、冷たく使えば冷たくなります。

 「何か心配事があったら教えてね」

 「もうすぐオフィスに戻るから、プチ進捗ミーティングをしよう」

など、離れていても気軽に思っていることを伝えることができ、伝え方によって、リアルのコミュニケーションがスムーズになります。逆に離れていても、チャットで上司から怒られたり叱られたりすると、コミュニケーションの質が下がります。部下からするとチャットは見たくないものになってしまい、業務に悪影響が出るようになります。上手にチャットを取り入れることで、コミュニケーションの活性化につながり、次第に部下からの報連相も最適化されていきます。

 経営者としても、時代にあったコミュニケーション手段の選択と、コミュニケーションの場作りが必要になっています。

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