前向き女性になれる やわらかライフ&やわらかマネー

2017年2月24日

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加藤梨里 (かとう・りり)

ファイナンシャルプランナー

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科特任助教。2011年3月慶應義塾大学大学院修了。保険会社、信託銀行を経て、ファイナンシャルプランナー会社にてマネーのご相談、セミナー講師などを経験。2014年に独立し「マネーステップオフィス」を設立。専門は保険、ライフプラン、節約、資産運用など。大学では健康増進について研究活動を行っており、認知症予防、介護予防の観点からのライフプランの考え方、健康管理を兼ねた家計管理、健康経営に関わるコンサルティングも行っている。

お付き合いが深くなったらお金の話ができる関係作りを

 お付き合いの期間が長くなってくると、少しずつお互いのお金の使い方や価値観が見えてくるでしょう。結婚を意識するなら、より踏み込んでお金の話をできる関係を作り始めておくのがおすすめです。

 いきなり大げさなお金の話をするのは難しいですよね? そんなときに話しやすいテーマが「割り勘」のことです。もし、お付き合いをしても彼のほうが多めにお金を出してくれていたら、まずは「いまの負担で大丈夫?」と聞いてみるなどしながら話してみましょう。彼が、本当は女性側にももう少し出してほしい、割り勘にしてほしいと思っているものの、これまでは気を遣って出してくれていたなら、お互いが心地よいお金の出し方を話し合うきっかけになります。

 これは、結婚するときにもとても重要です。いざ結婚するとなると、挙式費用から始まり、新居の引っ越し代、家具や家電の費用、入居にかかる費用、そして毎月の生活費と、一気にお金がかかります。これらをどのように出すかを決めるのは簡単ではありません。お互いに収入があったとしても、どちらかが不満を抱えた状態でお金を出していると、のちにトラブルになることもあるからです。

 ですが、お付き合いしている間にほとんどお金の話をせずに結婚に至ると、バタバタと忙しくなった中でお金のことを決めていかねばなりません。限られた時間の中で、お互いが納得してお金を出し合うには、日頃からお金のことを気軽に話し合える関係を築いておくことが大切です。お金のことを話したことがないほど、いざ大事な局面を迎えてもなかなか切り出せず、その場になってなし崩し的にどちらかがお金を出すことになり、不満がたまっていくリスクにもなります。

 デート代をおごってもらうか、割り勘にするか、それ自体には正解はありません。お金についてふたりが納得し、一緒にいてハッピーでいられれば、それが正解です。何より大事なのは、お互いがお金に対する違和感なく過ごせるように、お互いを気遣うこと。そして、お金の話に向き合い、納得できる形を協力して構築できるかどうかなのです。

【企画・編集/SAKU株式会社】

  
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