2024年4月19日(金)

古希バックパッカー海外放浪記

2017年3月12日

アメリカ人もやっぱり日本車が大好き

 世界最大のハーツ・レンタカーを日本で予約していた。さすがに考え抜かれたシステマティックなサービスである。夜の9時頃であるが専用のミニバスが15分間隔くらいで巡回しており空港ターミナルの数か所の出口で顧客をピックアップして空港に隣接した広大なハーツ専用駐車場で降ろす。受付センターで予約番号を提示すると係員が駐車場の番号、車のキー、コンピューターで打ち出された契約書を渡してくれる。

イリノイ州のトウモロコシ畑をとおる煉瓦舗装のルート66旧道。集落をつないでいた馬車道を舗装したので煉瓦道はくねくねと曲がっている

 車種は希望していた日産のコンパクトカーではなく同じグレードのフォード(Focus)
だ。日本車は人気があって希望者が多いのだという。35年近く前にニューヨークに駐在した。当時フロリダ、テキサス、カンザス、カロライナなど他の州に出張すると空港でレンタカーを借りたが日本車を見た記憶がない。隔世の感である。

オクラホマ州の1920年代のガソリンスタンド。現在はボランティアにより保存されている

おじさんナビゲーターは役立たず

 フォードにトランクを積んでいざ出陣。私は日本でも普段ほとんど運転せず、夜間は視力が低下するのでアウェイでの夜間運転は自信がなかったが、Nさんが張り切って運転席に座ったので一安心。

テキサス州の田舎町で保存されている1930年代のガソリンスタンド

 シカゴの最初の晩の宿だけは日本でネット予約してきたので事前に地図で空港からの道順をチェックしていたが走り出すとやたらと道路標識が多い。しかも一つの標識に盛沢山の表示があるので読み取れずまごつく。Nさんが用意してきたイリノイ州道路地図とプリントアウトした拡大地図と道路標識を見比べるが街路の名前が短い区間で次々と変わるのであたふたする。

 驚いたことにNさんは道順を暗記しておりカーナビに時折視線をやって相当のスピードで走っている。多少遠回りになるがハイウェイを乗り継いで予約したモーテルを目指す作戦のようだ。距離的には十数キロなので15分もせぬうちに一泊49ドル(ツインベッド)のモーテルに無事到着。

インターステートハイウェイに並行しているルート66旧道。現在は地元の農道であり補修もされてない。 数マイルも走ると行き止まりとなり迂回を繰り返す

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