定年バックパッカー海外放浪記

2017年3月12日

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高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

アメリカ人もやっぱり日本車が大好き

 世界最大のハーツ・レンタカーを日本で予約していた。さすがに考え抜かれたシステマティックなサービスである。夜の9時頃であるが専用のミニバスが15分間隔くらいで巡回しており空港ターミナルの数か所の出口で顧客をピックアップして空港に隣接した広大なハーツ専用駐車場で降ろす。受付センターで予約番号を提示すると係員が駐車場の番号、車のキー、コンピューターで打ち出された契約書を渡してくれる。

イリノイ州のトウモロコシ畑をとおる煉瓦舗装のルート66旧道。集落をつないでいた馬車道を舗装したので煉瓦道はくねくねと曲がっている

 車種は希望していた日産のコンパクトカーではなく同じグレードのフォード(Focus)
だ。日本車は人気があって希望者が多いのだという。35年近く前にニューヨークに駐在した。当時フロリダ、テキサス、カンザス、カロライナなど他の州に出張すると空港でレンタカーを借りたが日本車を見た記憶がない。隔世の感である。

オクラホマ州の1920年代のガソリンスタンド。現在はボランティアにより保存されている

おじさんナビゲーターは役立たず

 フォードにトランクを積んでいざ出陣。私は日本でも普段ほとんど運転せず、夜間は視力が低下するのでアウェイでの夜間運転は自信がなかったが、Nさんが張り切って運転席に座ったので一安心。

テキサス州の田舎町で保存されている1930年代のガソリンスタンド

 シカゴの最初の晩の宿だけは日本でネット予約してきたので事前に地図で空港からの道順をチェックしていたが走り出すとやたらと道路標識が多い。しかも一つの標識に盛沢山の表示があるので読み取れずまごつく。Nさんが用意してきたイリノイ州道路地図とプリントアウトした拡大地図と道路標識を見比べるが街路の名前が短い区間で次々と変わるのであたふたする。

 驚いたことにNさんは道順を暗記しておりカーナビに時折視線をやって相当のスピードで走っている。多少遠回りになるがハイウェイを乗り継いで予約したモーテルを目指す作戦のようだ。距離的には十数キロなので15分もせぬうちに一泊49ドル(ツインベッド)のモーテルに無事到着。

インターステートハイウェイに並行しているルート66旧道。現在は地元の農道であり補修もされてない。 数マイルも走ると行き止まりとなり迂回を繰り返す

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