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2017年3月6日

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米西部ワシントン州のシアトルで3日夜にインド系男性が銃を持った男に腕を撃たれた事件を受け、警察はヘイトクラム(憎悪犯罪)の可能性も含め捜査を開始した。逃走中の犯人は発砲時、男性に「自分の国に帰れ」と告げたという。

被害に遭ったシーク教徒のインド系男性は、米国生まれの39歳。シアトル郊外ケント市の自宅前にいたところを、男に撃たれた。警察によると、発砲前に2人は短く言葉を交わしていたもよう。

犯人は白人で、身長180センチ強のがっしりした体つき。

米国では先月、中西部のカンザス州でインド系の男性が射殺されている。犯人は発砲直前に「俺の国から出ていけ」と叫んだとされる。

インドのスシュマ・スワラージ外相は、3日に撃たれた男性の父親と電話で話したと説明。男性の命に別状はなく、病院で手当てを受け回復していると述べた。

ケント市警のケン・トーマス署長は5日に開いた記者会見で、犯行は計画的なものではなかったとの見方を示した。

犯人は顔の下半分を覆っていたという。

警察は連邦捜査局(FBI)などに連絡しており、ヘイトクライムとして捜査が行われる可能性がある。

米国のシーク教徒の団体「シーク連合」は、3日の事件をヘイトクライムだとしている。同団体は、「今回のような攻撃に対応する州および地元当局の努力を感謝するが、国の指導者がヘイトクライムの予防を最重要課題にすることが必要だ」と文書で述べた。

シアトルにあるシーア教徒の団体を率いるジャズミット・シン氏は、「反シーア教徒のヘイトクライムとして捜査されることが非常に重要だ。政府機関が憎悪をありのままで、そうだと認めないかぎり、問題と戦うことはできないからだ」と語った。

米国に住むインド系住民の多くが、ドナルド・トランプ米大統領がイスラム教徒を激しく批判する言葉を述べたり、外国の労働者が米国人の仕事を奪っていると非難していることへの懸念を語っている。

米国では、シーク教徒がイスラム教徒と混同されることが多い。2001年の9.11同時多発テロ事件の直後、シーク教徒が攻撃された事例が複数報告された。

事件を受け、ケント市のシーク教徒たちは、彼らの宗教慣習を説明すると語った。地元のシーク教徒の指導者、サットウィンダー・カウアー氏は、「我々の社会や我々の信仰について、我々がなぜターバンを巻き、なぜこのような格好をしているのかなど、何でも質問に答え、教える用意がある」と述べた。

(英語記事 Seattle police hunt man who shot Sikh amid hate crime fears

提供元:http://www.bbc.com/japanese/39176461

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