BBC News

2017年4月4日

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大規模な土石流に襲われた南米コロンビア南西部の町モコアでは3日、生存者の捜索が続けられると共に、犠牲者262人の葬儀も一部で始まった。

フアン・マヌエル・サントス大統領は、「経済、社会、環境の非常事態」を宣言し、「人道的な優先事項」に使われる資金として政府が400億ペソ(約15億円)を拠出すると明らかにした。

土石流は、先月31日から1日にかけての豪雨によって、モコア川と3つの支流が氾濫して発生した。人口4万人のモコアの町に流れ込んだ土石流は、一部の地区全体を押し流した。

一方で、生存者の捜索も続けられている。現地の赤十字社はAFP通信に対して、発生からまだ72時間が経過していないため、生存者発見の可能性が依然としてあると語った。

しかし、家族の無事を確認できていない住民たちの希望は薄れつつある。

木にぶら下がって難を逃れたエルシー・ロペスさん(39)は、娘のディアナ・バネサさん(22)の行方が分からないと話した。ロペスさんはAFP通信に対し、「生きて見つかる可能性は、もうほとんどなくなってしまった」と語った。

被災者たちは人道支援の到着を待っている状態だ。地元紙エル・エスぺクタドールによると、2000食とテント1000張を含む、少なくとも40トンの支援物資がモコアに向かっているという。

一方、サントス大統領は現地紙エル・パイスに対し、毛布7000枚とマットレス6000枚が被災地に届いたと語った。

昨年11月にコロンビア政府との和平合意書に署名した左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)は2日、モコアの再建に力を貸す考えを表明した。ただし、政府の許可が必要だとしている。

(英語記事 Colombia declares emergency as first Mocoa landslide victims buried

提供元:http://www.bbc.com/japanese/39487542

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