BBC News

2017年5月1日

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日本の海上自衛隊が保有する最大の護衛艦「いずも」が1日、米海軍の補給艦を防護するため神奈川県の横須賀基地を出港した。自衛隊の役割を拡大する安全保障関連法に基づく初任務となる。新法をめぐっては日本国内で激しい議論が巻き起こっていた。

ヘリコプター搭載型護衛艦の「いずも」は、朝鮮半島近くに派遣された原子力空母カール・ビンソンなどのために派遣された補給艦を防護する。

北朝鮮は、米軍の軍事行動に対しては核の先制攻撃も辞さないと表明しており、地域の緊張が高まっている。

北朝鮮は29日に、米国など各国の警告を無視する形で弾道ミサイルの発射実験を行ったものの、発射間もなく爆発した。

英字紙ジャパンタイムズによると、全長249メートルの「いずも」は最大9機のヘリコプターを搭載でき、米軍の水陸両用攻撃艦に似ている。

共同通信によると、「いずも」は米補給艦を四国まで護衛する。

2015年9月に成立した安保関連法によって、密接な関係にある国が攻撃を受け、日本の存立が脅かされると判断された場合に自衛権の行使が可能になった。

新法の反対派は、日本が第2次世界大戦後以降守ってきた平和憲法に違反するもので、海外の戦争に不必要に巻き込まれる可能性があると指摘している。現行の憲法は、国際紛争を解決する手段としては武力による威嚇や武力行使を放棄するとしている。

自衛隊は先月下旬にカール・ビンソンと共同訓練を行ったばかり。地域の緊張が高まるなか、各国の海軍の活動が活発化している。

29日には、日米英仏の共同訓練のため、フランス海軍の水陸両用攻撃艦が長崎県の海上自衛隊佐世保基地に入港した。

一方、中国は先週、国産初の空母の進水式を行った。

(英語記事 Japan sends biggest warship to protect US supply vessel

提供元:http://www.bbc.com/japanese/39768401

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