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2017年5月14日

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田村明子 (たむら・あきこ)

ジャーナリスト

盛岡市生まれ。1977年米国に単身留学し、1980年から現在までニューヨーク在住。著書に『ニューヨーカーに学ぶ軽く見られない英語』(朝日新書)、『知的な英語、好かれる英語』(生活人新書)、『女を上げる英会話』(青春出版社)、『聞き上手の英会話』(KADOKAWA/中経出版)など。翻訳書も多数。フィギュアスケートライターとしても知られており、『銀盤の軌跡』(新潮社)などの著書もある。

 5月4日からニューヨークのメトロポリタン美術館で川久保玲/コム・デ・ギャルソン展が開催されて、日本でもアメリカでも大きな注目を集めている。

筆者撮影
 

 これにつけられている「Art of the In-Between」(その狭間にある芸術)というタイトルを、キューレーターのアンドリュー・ボルトン氏は、こう説明している。

川久保氏の作品は、

Absence/ Presence(不在と存在)
Fashion/Antifashion(ファッション、アンチファッション)
High/Low(高潔なもの、世俗的なもの)
Then/Now(当時、現在)

 など9つの相対するものの狭間を、象徴して表現しているのだという。

 何やら禅問答のようだが、この展示会を見ればこれが従来のファッションエキジビションではないことがよくわかる。

筆者撮影
 

 メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティチュート部門では、これまで多くのデザイナーの作品を展示してきたが、生存するデザイナーの個人展はこれでまだ2回目。1983年に開催されたイブ・サンローラン展以来だという。

 だが今回の「Art of the In-Between」は、これまでに開催されてきた他のファッションデザイナーの作品集とは、まったく違ったイベントに仕上がっているのだ。

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