BBC News

2017年5月12日

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ブラジルは11日、ジカ熱に関する非常事態の終結を宣言した。感染例が大幅に減少したためだという。

当局によると、今年1~4月に報告された感染例は昨年同期と比べ95%減少した。

ジカ熱は頭部の発育が不十分で小さな頭を持つ赤ちゃんの出生と関連付けられている。ジカ熱の脅威がピークに達したのは、ブラジルが昨年のオリンピック開催に向け準備を進めるなかでだった。

世界保健機関(WHO)は昨年11月に、ジカ熱流行をめぐる「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」の解除を決めた。

ジカ熱は、30カ国近くで報告された重度の先天異常との関連が指摘されている。

ブラジルは2015年11月に非常事態を宣言。ジカウイルスの媒体となる蚊の駆除活動が行われた。

ブラジルの保健省は、今年1~4月のジカ熱の感染例は7911件だったと発表した。昨年の同時期には17万535件の症例が報告された。

同省によると、今年はジカウイルスに関係した死亡例は報告されていない。昨年は8人が死亡したという。


ジカとはどんなウイルスなのか

  • ウイルスの感染拡大はほとんどが蚊によるものだが、性交渉によっても感染することがある
  • ジカ熱が原因で死亡する人はほとんどおらず、感染した5人に1人が発症すると考えられている。発症すると発熱、発疹、関節の痛みなどの症状が出る
  • ウイルスは1947年にウガンダで感染したサルから発見された。1954年にナイジェリアで初めて人間への感染が確認され、その後アフリカ、東南アジア、太平洋諸島に拡大した
  • しかし2015年5月にブラジルでジカ熱が報告され、急激に広がった
  • 治療法はないため、蚊に刺されるリスクを減らすことしか対処法はない

(英語記事 Zika virus: Brazil says emergency is over

提供元:http://www.bbc.com/japanese/39893242

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