BBC News

2017年5月15日

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ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州で14日、州議会選が行われ、アンゲラ・メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)が州与党・社会民主党(SPD)を破り、第1党になったもようだ。ドイツで人口最多の同州の議会選は、9月に予定される連邦議会選挙の前哨戦と位置づけられていた。

主要出口調査によると、CDUは得票率34.5%で、30.5%のSPDに勝利する見通し。

SPDは現在、同州で緑の党と連立与党を組む。第2次世界大戦以降、ほぼ一貫してノルトライン・ウェストファーレン州の与党だっただけに、マルティン・シュルツ党首は「社会民主主義にとって、つらい日だ」と述べた。

2012年の前回選挙からSPDの得票率が8.6ポイント下がったのに対して、CDUは同じくらい上がった。

シュルツ党首は、地元の同州で勝てば自分が次の連邦議会選でドイツ首相になると述べていたが、CDUの勝利によって、首相4期目を目指すメルケル氏が有利となった。SPDはこれで3カ所連続で州議会選に敗れたことになる。

早い段階での出口調査では、リベラルの自由民主党(FDP)が得票率12%、緑の党が6%、極右「ドイツのための選択肢」が7.5%、左翼党は5%の見通しだった。

独紙ウェルトは、SPDにとって1947年以来最悪の選挙結果かもしれないと伝えている。

投票開始前の世論調査では、CDUとSDPが互角の接戦状態だと思われていた。

しかし、交通渋滞や犯罪増加、学校教育など現状に対する有権者の不満に訴えかけたCDUの選挙戦が、功を奏したとみられる。

CDUは、刑期長期化や警察予算の拡大などを掲げ、治安維持を改善すると約束していた。

(英語記事 Angela Merkel's CDU 'seizes key state from rivals'

提供元:http://www.bbc.com/japanese/39918851

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